私にとっての今年の一字は?

毎年12月12日の「漢字の日」に発表される、今年の世相を表す漢字。
2023年は「税」に決まった。

色々な出来事が起こる中、税に関する話題は確かに1年を通じて絶えることがなかったかな、と振り返って思う。消費税率が5%から8%に変わった2014年以来の選出である。

ずっと続いていると感じたこの企画、始まったのは1995年。「比較的最近のことなんだな」と感じるのは、私が歳をとっているからかもしれない。

これが発表されると、インタビューの場でも「あなたにとっての今年の一字は?」と聞かれるのが通例になっている。

ひねりのないワンパターンな質問だ、と呆れながら目や耳にするものの、自分自身にとっては1年を振り返る良い機会でもある。

さて、私にとっての今年の一字はなんだろう。

2つ挙げることができる。

ひとつは、「命」。

身近な家族が息を引き取ったことで、改めて、命には限りがあること、そして、物理的には姿を消してしまうこと(精神的な部分は色々議論があるだろうが)を思い知らされた。

もうひとつは、「書」。

手帳を1年通じて活用しきれなかった私が、昨年・今年と、一部に空白を作りながらも、スケジュールの書き込みだけでなく、日々起こったこと、感じたことなどを書き留め続けることができた。

手帳に書き込むことで、それまで頭でぐるぐる考えを巡らせるだけだった事を、頭から切り出すことができる。それまで感じていたモヤモヤが解消したかな、とも感じている。

ごちゃごちゃしていた頭の中が整理されてきた実感もある。
来年も続けていくことで、2024年を現す一字を「整」と振り返ることができたらいいな、と思う。

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