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安全感・いつもの感覚を大切にすること

「図書館の蜘蛛」

休日の午後
冬だけれどあたたかい日
図書館で
本を選んでいるような
いないような・・・
そんな時に蜘蛛を見つけました

蜘蛛は
本の背表紙を
ゆっくり渡り歩いていました
止まって
じっとしていることもありました

私は蜘蛛が苦手なはずです
しかしこの時は
「あ、蜘蛛」
と小さく驚きましたが
ぼんやり
蜘蛛を見ていました

「図書館で暮らしているんだ。いいね」
「まあね」

苦手なものが目に入っても
おだやかにいられたのは
どうしてかなと思いました

振り返ってみると
蜘蛛が苦手になったのは
登山の体験からでした

初めての山で
登山道かどうか
定かでない道を
進んでいました

木枝をかき分けて
歩くこともありました

その時に何度も
蜘蛛の巣に
引っかかりました

取り払ったつもりでも
蜘蛛の糸が
肌に残る感覚は
薄気味悪いものでした

この道で
本当に合っているのかと
不安なまま登山道を
進んでいた時だったので
余計不愉快に
感じたのだと思います
それ以来
蜘蛛と蜘蛛の巣が
嫌いになりました

不安で
いつもと違う
警戒が支配する心と身体

本来は
蜘蛛も蜘蛛の巣も
嫌いではなかったのかも
と思います

居心地良い≒良さそう≒許容範囲拡がる

あたたかな日
なじみの図書館
いつもの本の臭い
のんびりした心と身体

静かで
おだやかな
いつもの居心地のよさを
感じることができる

心が傷ついた後には
安全感が特に大切です

いつものように
呼吸をしている

いつも使っている
持ちものがある

いつものように
毛布にまるまる

心の傷つきは
身体をおびやかす
ことがあります

まず身体が
安全だと感じられるように
意識してみるのもよいでしょう
身近に取り入れやすいのは
呼吸法でしょうか
10秒呼吸法を下記に紹介します
長く息を吐きだすことを
意識してみましょう

「10秒呼吸法」
・姿勢を整えましょう
・静かに眼を閉じましょう
・口から息をゆっくり吐き出しましょう
・吐き出せたら鼻から息を、1,2,3と吸いましょう
・4で、いったん息を止めます
・口から、5,6,7,8,9,10と、息を吐き出しましょう

☆自分のペースで続けてみましょう
☆吸う時にお腹をふくらませて、
 吐く時にお腹をへこませてみましょう

安全感やいつもの感覚が
心や身体を支えてくれること
について考えてみました

読んでくださって
ありがとうございました


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