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猫を迎えて変わったこと

猫を迎えてやがて1ヶ月。ただでさえ穏やかだったわたしの日常がさらに穏やかなものになったことは言うまでもない。
寝て、遊んで、寝て、食べて、また寝てを繰り返す猫の生活を眺め、世話をし、まさに猫の下僕になったわたしの生活。
そんな中でささやかだが変わった部分についてまとめてみようと思う。

①部屋が片付くようになった

幼少期から片付けが大の苦手だった。
わたしが片付けが苦手な理由は3つある。
(1)単純に物が多い
(2)定位置に戻すということが苦手
(3)捨てどきがわからない

結婚して自分の家ができてからは、なるべく物を減らし、わかりやすい収納を心がけた。それでもやはり、ダイニングテーブルの上はなかなか片付かないし、どこに何を片付けたかすぐわからなくなってしまう。
「部屋の汚さはメンタルの状態を表す」なんてよく言うけど本当にその通りで、部屋が汚いときは気持ちに余裕がないことが多いし、汚い部屋をみてどうして自分は片付けられないのだろうと自己嫌悪に陥っていた。

ところが、猫が家にやってくるとそんなことは言ってられない。猫は目に入る物すべておもちゃにしてしまう。
机の上に放置された爪切りや鉛筆は手でコロコロと遊んで床に落とすし、
蓋なしの箱に入っている小物たちは、箱の中に入り中身をぶちまけ、
クリアファイルや空き箱などは、角に噛みついて遊ぶ。
ちょっとした棚には平気で登ってしまうし、なんでも興味津々に手を伸ばす。
猫にとってこの部屋は、おもちゃだらけの天国に違いない。

猫が誤飲しないように、猫に物を壊されないように、猫が危なくないように、自然と物を片付けるようになった。
危ないものは引き出しの中か猫があけられないクローゼットの中。細かいものの収納は蓋付きの収納箱に変えてみた。洗った食器も、前はカウンターに並べて乾かしていたが、すぐに拭いて食器棚に片すことを心掛けている。

気づけばダイニングテーブルには最低限のものしかなくなり、キッチン周りもスッキリ。ゴチャゴチャしていた棚の中は蓋付きの収納箱を導入したことにより、図らずもスタイリッシュになっていた。

②掃除をこまめにするようになった

人間よりも床との距離が近い猫のために、頻繁に掃除機やクイックルワイパーをかけるようになった。
昔は気になったらかければいいや、くらいの感じだったのが、今や平均2日に1回はかけている。
そして、すぐに隙間に入り込んでしまう猫のために、なかなか掃除が行き届いていなかったところまで掃除するようになった。

ちなみに掃除機は、猫を飼うと同時に買い替えた。
新しく買った掃除機は軽さを重視したのだが、これがなんと使いやすいこと!軽さって大事だったんだなぁ。
それから、掃除機先端にLEDライトがついていてゴミを照らしてくれるのもとても助かる。ありがたい。最新家電すごい。

掃除機が嫌いな猫も多いが、我が家は敵だと思っているのか、遊び道具と思っているのか、掃除機をかけるわたしの後をずっとついてまわっている。平和。

③カーテンを開けるようになった

猫は高いところから外の景色を眺めるのが好きらしい。
購入したキャットタワーも、一番上の段がちょうど窓と同じ高さになるようなものを買った。
そうすると、毎日キャットタワーを登り、最上段で窓の外を眺めながら寛ぐように。
そこが猫のお気に入りの場所なので、朝起きて一番にカーテンを開けるようになった。
そうするようになって気づいたのだが、日中1人で生活しているときはカーテンは開けていなかった気がする。
猫のおかげで、我が家に日中陽の光が差すようになった。光合成、大事。

④家に早く帰るようになった、余計な外出をしなくなった

1人生活の頃は、あまり心の調子がよくないときは気分転換によく出かけていた。
本屋さんやゲームセンター、100円ショップで時間を潰したり、カフェを探索したり。
買い物もいろんなお店をまわったりしていた。
猫を飼ってからは、今何してるかな、お昼ご飯あげなきゃ、イタズラしてないかな…と猫のことが気になって仕方ない。カフェやお店に長居ができなくなった。
そのおかげか、無駄な出費は減ったように思う。
元からそんなに出かけるのが好きではないのに、猫といると欲求と時間が満たされてしまうので、出かけなくていいじゃん、と思うようにもなった。
そして、留守にしたあと家に戻ると、「どこにいってたの?」と言わんばかりに足元にまとわりついて小く鳴く猫のなんたる愛しいことか。

⑤カメラが欲しくなった

わたしは普段あまり写真を撮るタイプではない。
友だちと遊んだりしても、ご飯の写真やら集合写真やらいつも撮り損なってしまう。写真を撮ることよりも話したいとかこれが食べたいなど、遊ぶ目的があるので、写真を撮ることの優先順位がとても低いんだと思う。
携帯を選ぶ時も、機種によって画素数やカメラ機能が違ったりするし、機種を決めた次には容量を決めなければならない。
前述した通り写真をあまり撮らないわたしはカメラ機能に重きを置いていなかったし、容量も大して重要視していなかった。
それが猫を飼ったらどうだろう。
遠方の家族に猫の様子を届けたくてInstagramをはじめたら、写真を撮る手がとまらなくなった。
毎分毎秒かわいいし、ビジュアルがいいので撮りたくなる。
カメラロールは途端に猫の写真だらけになった。
そのうえ、もっといい写真が撮れるようになりたいとさえ思うようになった。
今は手持ちのiPhoneで撮影しているのだが、一眼で撮ったらもっときれいなんだろうな、とか、逆光でもきれいに撮れるのかな、なんて考えるようになって、家電量販店にいくと今まで見たこともなかったカメラコーナーを眺めてみたりなんかして。

⑥SNSを更新するようになった

元来、SNSは見る専門の人間だ。
ツイッター(いまだにそう言ってしまう)はわりと好きで他愛もない感情を呟いているが、誰にみてもらうためではなく数人の友人をフォローしている非公開アカウントで1人で黙々と呟いてるだけ。Instagramも、どこかに出かけるわけでもないので載せる写真がなかった。
それが、⑤で前述したように猫のInstagramを始めた。毎日更新を心がけているのだが、ありがたいことに、100人以上のフォロワーに猫をみてもらっているらしい。猫、かわいいですもんね。
そしてこのnote。直接的に猫が始めるきっかけになったわけではないが、猫のことを書いて残しておきたいと思った部分はある。


猫を迎えて感じた変わったことは大体こんな感じ。
総じて良い方に転じたことが多いし、猫の一挙一動に癒される毎日を送っているので、猫を迎えて良かったなぁと思う。

猫がこれからも元気で、幸せに暮らせるように、飼い主はお世話、がんばります。

飼い主の作業を邪魔したい猫

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