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今日読んだ2冊🎶

今日はこの2冊を読んだので、忘れないうちに
綴っておきたいと思いますっ

毎日少しずつ読むつもりが、続きが気になりすぎて一気に読んでしまいました笑

どちらの本も女性の"綺麗になりたい"という思いが主軸となって話が展開されていました。


湊かなえ カケラ

どの章も、1人の少女の死をめぐって
美容外科医の橘久乃(サノ先生)との対話という形で話が進められます。

登場人物が多すぎて時々頭が混乱しましたが、
整理しながら頑張りました笑

登場人物1人1人の発言から垣間見える
美への執着心や、自己正当化の声がなんだか生々しかったです。

ラストはサノ先生の
"あなたというカケラがぴったりはまる場所は必ずあるから"
といった前向きなメッセージで終わりますが、
サノ先生が過去に周りの人を傷つけていたことも
事実。

反対に、サノ先生も青春時代、容姿端麗ゆえに
好きな異性との関わり方に苦しさを覚えていた
過去を読みとることができ、本当の幸せとは何なのかを考えさせられました。

今の私にはだいぶ難しい本でした。
またいつか読み返したいと思います。


百田尚樹 モンスター

1人の女性が主人公となって話が展開されます。

美への執着心もそうですが、個人的にこの本はラブストーリー的な要素も大きいのかなと感じました。

なぜなら、主人公の美への執着心は
1人の男(英介)にただ愛されたいという願望から生まれたものだからです。

整形を繰り返し、改名までして手に入れた
新しく美しい自分を愛してもらえた幸せと

過去を打ち明けて
本当の自分を愛して欲しいという主人公の葛藤が感じられました。

私は英介は主人公の女性を愛していたのではなく
女性を本当に愛していたのは
過去の女性の姿を知っている崎村だと思います。

あの時、崎村を追いかければ、女性の未来はまた違っていたのかも知れないけど、
まぁそんなことはあり得なかったと思います。
主人公である女性の人生は英介を中心に動いていたので。

この本のタイトルである"モンスター"は、
決して主人公の女性のことだけを指しているのではないなと感じました。

圧倒的な読破感でしたが
女性視点で話が常に進行するので、理解はしやすかったかなと思います。

この2冊を読んだ方がいれば、また感想をシェアしてください✨

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