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ChatGPTが思った以上に流行らない理由

「十分流行っているじゃないか」という方はITリテラシーが高いか、実は周りの集団に恵まれているのかと思います。
これだけ便利なツールにも関わらず、まだ使ったことがないという人が多くいます。

その理由の一つとして、「自分が知りたいことを適切に質問できない人が多い」や「何が知りたいのかを言語化できない」という点が障害になっているのではないかと思います。

適切な質問の難しさ

AIアシスタントを利用する際、最も重要なのは「適切な質問をすること」です。例えば、「天気予報を教えて」という簡単な質問なら誰でも理解でき、問題なく情報を得ることができます。しかし、もう少し複雑な質問や具体的な情報が必要な場合、適切な回答を得ることが難しくなります。

例えば、「夕飯に何を作ればいいか知りたい」としましょう。この場合、ただ「夕飯に何を作ればいい?」と聞くだけでは、AIは適切な回答を提供するのが難しくなります。当然、夕飯に何を作るかは、個人の好み、手元にある食材、時間の制約など、さまざまな要因によって異なるからです。

適切な質問をするためには、具体的な状況、例えば「今夜の夕飯に何を作ればいいか知りたいです。冷蔵庫には鶏肉、トマト、レタスがあります。時間は30分しかありません。何か簡単なレシピを教えてください。」といった情報を提供する必要があります。
また、「家族が和食が好きです」とか、「ヘルシーな食事を心がけています」などの情報を追加することで、より適切な提案を受けることができます。

こういった情報を与えないと「欲しい情報」を得ることが出来ず「なんだ、世間で言われているよりChatGPTは使えないな」となってしまいます。

何が知りたいのかを言語化する難しさ

また、そもそも何を知りたいか言語化することが難しいという事もあります。
「何か質問ありますか?」といったときに、その内容を十分理解していないのに質問できない人も多くいます。

先ほどの例にも似ていますが、質問は具体的にすることも大切です。
例えば、「旅行の計画を立てたい」ではなく、「7月に3泊4日で東京に行きたいです。おすすめの観光スポットとホテルを教えてください」といった具体的な質問にすることが重要です。
また、問題の背景や現在の状況を説明することで、AIはより適切な回答を提供できます。例えば、「子供連れで初めての旅行です」とか「予算は10万円以内です」などの情報を提供することが有効です。
それ以外にも、何を知りたいのか、どのような情報が必要なのかを明確にすることで、AIの回答も具体的で役立つものになります。例えば、「旅行の計画を立てたい」ではなく、「東京で子供も楽しめる観光スポットを教えてください」と具体的に質問することが重要です。

まとめ

ChatGPTが思った以上に流行らない理由として、「自分が知りたいことを適切に質問できない人が多い」「何が知りたいのかを言語化できない」という問題があります。しかし、これらの問題は質問力を鍛えることで解決可能です。具体的な質問をすること、背景情報を提供すること、必要な情報を明確にすることを意識することで、AIアシスタントからより適切な回答を得ることができるようになります。

おそらくこれからもChatGPTをはじめとするAIアシスタントは次々に登場してきます。それらを活用するために、質問力(のようなもの)を磨き、効果的に利用していけるようにするといいのかなと思います。

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