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AIイラストととりまく反論について

近年、AI技術の進化により、イラスト生成AIは飛躍的な進歩を遂げています。しかし、その一方で、この技術に対する強い反発や反対意見も多く存在します。
というか想像以上にすごいです。

少し理解するために、どういった観点で批判している人が多いのか整理してみました。

人間とAIの違い

人間の努力とAIの自動化

人間のアーティストが描く絵には、多くの努力と時間が費やされています。彼らは長い時間をかけて技術を磨き、個々の作品には感情や思考が込められています。一方で、AIは膨大なデータをもとに短時間でイラストを生成します。この「努力の差」が、AIに対する反発の大きな理由です。人々は、AIによる自動生成が人間の努力を軽視していると感じることがあります。

創造性の違い

人間のアーティストは、独自の視点や経験を作品に反映させます。これに対し、AIは既存のデータをもとにパターンを学習し、生成します。この違いが、AIによる作品に対する感情的な拒否反応を引き起こしています。AI作品は機械的で、創造性が欠如していると感じる人が多いです。

経済的および職業的な脅威

仕事の競争相手としてのAI

人間のアーティスト同士の競争は、技術やスタイル、創造性など多くの要素に基づいています。しかし、AIは膨大なデータと強力なアルゴリズムを駆使して短時間で大量のイラストを生成できます。このようなAIの存在は、特に商業的な分野で仕事を奪う可能性があるため、アーティストたちにとって大きな脅威となっています。

市場の変化

AIイラストの登場により、企業や個人が安価で迅速にイラストを入手できるようになりました。これにより、人間のアーティストが受ける依頼が減少する可能性があり、収入の減少や仕事の機会の喪失につながります。この経済的な影響が、AIに対する反感を強めています。

倫理的および法的な懸念

著作権の問題

AIは、既存の作品を学習データとして使用しますが、その過程で著作権侵害の問題が発生することがあります。アーティストたちは、自分の作品が無断で使用され、AIによって模倣されることに強い反発を覚えます。これは、AIに対する倫理的な懸念の一つです。

公正な競争

AIが大量のデータを使用してイラストを生成することは、公正な競争を阻害する可能性があります。人間のアーティストは、自身の経験や技術に基づいて作品を制作しますが、AIは他人の作品を学習することで優れた作品を生成するため、これが不公平だと感じる人も多いです。

感情的な反応

人間らしさの尊重

人々は、アートには人間らしさが必要だと考えています。AIによるイラストは、技術的には優れていても、人間らしさや感情が欠けていると感じることがあります。このような感情的な反応が、AIに対する強い反発となります。

文化的な抵抗

新しい技術が登場すると、文化的な抵抗が生じることがあります。特にアートの分野では、伝統的な技法やスタイルが重要視されます。AIによるイラストは、このような文化的な価値観に対する挑戦と見なされることがあり、これが感情的な反発を引き起こす原因となっています。

ただの野次馬

特に生成AIには興味がないけど、SNSで批判をすれば「いいね」がもらえるから行っている人も一定数、というか個人的にはこれが大多数な気もしています。
醜悪ですし、反吐が出ます。

まとめ

AIイラストに対する毛嫌いが特に強い理由は、人間の努力とAIの自動化の違い、経済的および職業的な脅威、倫理的および法的な懸念、そして感情的な反応にあります。これらの要因が組み合わさることで、AIイラストに対する特に強い反発が生じているようです。

そして、建設的な会話に混じった野次馬が話をややこしくしています。

早く楽しく使える時代が来るといいなと思っています。

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