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やりたいことは、もうずっと前から心の中にある

『自分の作品を作ること』で生活ができたらいいのに。

大学時代、就職活動の最中そんなことを思った。

周りが『この会社で働きたい!』と意気込む中、私にそんな気持ちは一つもなかった。

他人から『これをやれ』と言われたことをするのがとにかく嫌い。

全部自由に。自分で一からアイデアを出したことを形にしていく作業が好き。

そんな考えなもんだから、会社に入るということに一つも魅力を感じなかった。


大人になったら、会社で働かなければいけない。

・・・なら仕方ないか。みんな我慢してるんだから。くらいの気持ちで就活をしていた。

でも世の中には『この仕事が好き。この会社が大好き』って気持ちで働いている人も中にはいるわけですよ。

そんな気持ちが一ミリも理解できない私は、やっぱり会社員は向いていないんだろう。



なにがしたいか。どんな働き方がしたいか。なんてずっとずっと悩んできていたけど。本音の答えはもう出ているのである。

『自分の作品を作ること』で生きていきたい。

学生時代。もう10年近く前から思っていた。

でも常識的に考えて、そんなことできるのは一握りの人間だから、と諦めて・・・

・・・というか、考える余地もないと完全に選択肢から外していた。入れようとすら考えなかった。

なぜ、外してしまったのだろう。なぜ、もっと考えなかったんだろう。

過去の自分のことなんていくらでも責められる。
でもそんな自分を擁護するならば、やっぱり怖かったんだよね。と寄り添う気持ちが生まれる。


失敗が怖い。生活できなくなるのが怖い。周りの目が怖い。親の目が怖い。

そんな恐怖から逃げるために、会社員の道を選んだ。ただそれだけのことなのである。

別に間違いじゃない。他人と同じ道を歩んで安心感を得る。というメリットを受けるために会社員をしていた。というだけの話。

ただ、それをやってみて約10年。心がしんどくなってしまったのだから、何かしら方向転換しなきゃいけないよね。って気持ちで今、立ち止まっている。


自分で何か作るなんて無理。ましてや、それで食べていくなんてもっと無理。

多くの人が考える世間の常識。もちろん、私の中にもある常識。

これを取っ払う必要がある。


だからこそ、私は自分の中の常識に歯向かうように、こうして懲りずに文章を書いている。

ちょっとずつ。ちょっとずつ。自分の作品を世に出す。ということを試している。

そして『案外できるじゃん!』という自信をちょっとずつつけて。また次に進む。

そうしてちょっとずつ、進んでいく。ちょっとずつ、自分の中の常識を変えていく。

そうやって人生は変わっていくんじゃないかなって思います。


何が正解か。とか考えがちだけど、別に正解なんてないのだから。

世間の常識が正解ってわけじゃないんだから。

じゃあ、自分の心に従う道もいいんじゃない?ってやっと思えてきた 33歳キャリアブレイク中の私です。


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