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【スペルスリンガー】僧院ドムリについて

はじめに

9月9日のアップデートで新規スペルスリンガーのドリッズト追加、ラルとリリアナのナーフが行われました。
現在環境はドリッズト一強といった感じですが、他スペルスリンガーを試していた中で感触の良かったドムリをご紹介します。
このリストでダイヤ帯からミシックまで上がっています。

※9月29日のバランス調整により一部カードの修正がありました。詳しくは公式のパッチノートをご確認下さい。(デッキに入れているカードには修正はありません)

カード選択について

カード選択は現状のドリッズト環境の影響を強く受けています。
初手に軽いカードが十分集まらず押し切られての負けを避けるため、マナカーブは低めにまとめています。また、対象をとるカードは防護に弱いため評価が低めになっています。
デッキコンセプトとしてはドムリの固有能力を活かし物量と速攻で押し切るアグロです。

土地

候補として溶鉄の僧院と深き森の闘技場があり、以下の理由から僧院を採用。ただ闘技場も十分強いカードなので好きな方で良いと思います。
・追加ドローにより軍用猪の回収数を増やしたい
・回避能力を持つクリーチャーがおらず闘技場のバフを最大限に活かせない

活火山やガイアの揺籃の地を使う場合は6マナ以上のカードを相当数入れることが前提になりますが、ドリッズト環境下では事故の元になるため候補からは外しています。

生物を沢山出すとお得
衝動ドローにより生物展開をサポート。アショク相手に発動するとこちらの持ち時間が大幅に減るのがデメリット。
対ドリッズトではこれの誘発回数で勝負が決まることも
※バランス調整により+2/+2から+1/+1にナーフ

1-2マナ域

採用基準として「相打ち性能」を重視。1-3ターン目で不利な盤面になると巻き返しが困難なため、確実に相手の初動についていくことを意識しています。
・ドリッズトの2マナ圏(2/4/3と2/3/4)に対抗するためパワーは3〜5必要。
・序盤の罠を絡めた攻防でマウントを取られないために先制の一撃を採用。

採用カード

たまにバフが乗ると強力。他の1/2/2でも代用可能。
固有カードにパワー5以上が多いドムリと相性○
速攻で相手ライフを詰めれるのが偉い
軽いため展開の邪魔をしない、防護クリーチャーを相打ちに持っていける等、使い勝手の良い罠
最もマナ効率の良い除去であり本体火力
スタッツ最高
相手の盤面に合わせて柔軟に対応可。ヘルハウンドともシナジー。
4マナのカードとも相打ち可能。力の媒介者の強化も。

不採用カード

・飛びかかるキツネザル
1/3/2のスタッツは良いですがブロック不可が敗着になることが多いです。
・夢見る者、ピール
キツネザルと同じくブロック時に役に立たないため。
・ゴブリンの近道抜け
防護クリーチャーを対象に取れないことと、パワー2では戦闘に参加できず立ってるだけになりがち。
・遺恨試合
タフネスの高いクリーチャーが少なく、やることがクリーチャーで相打ちを取って追加クリーチャー展開とほぼ一緒のため、軍用猪のカウント用にクリーチャーを入れた方が良いとの判断。
あと肝心な時に相手の防護がきついです。
・タルモゴイフ
罠とスペルが少ないため4/5以上のサイズで適正ターンに出すことが困難。育っても2回戦闘して終わりのバニラであることが多い。
深き森の闘技場を使うなら採用を考えても良いと思います。

3マナ域

基本的にスタッツ重視ではありますが、他のマナ域ではできない役割を持つものもあり、特に苦手な飛行対策を受け持つギトゥの射手は意外とできる子。
ウルフガルは他の3/4/4に替えても良いかもしれません。ワームの目覚めは溶鉄の僧院の衝動的ドローと相性が悪いので優先度低めです。

スタッツ最高
ゲームを早く畳みます
盤面整理、飛行対策と痒いところに手が届く器用さ。精鋭たる森護衛も似た役割ですが、マナ効率と防護対策でこちらを採用。
ドリッズト対策なら気性の荒いアウルベアも候補

4マナ域

採用カード

ものあさりのトカゲがアドバンテージ獲得、手札がもっさりした時のリフレッシュを兼ねデッキの安定性向上を図っています。
飛行や密行などの回避能力に頼れないため、ドローからの速攻投げつけで強引に勝ちに行くプランです。

消耗戦も怖くない
タフネスが高く2回以上殴れる
力の媒介者の強化もできるのが○

不採用カード

主に土地(溶鉄の僧院)との相性から採用を見送っていますが、深き森の闘技場を使用する場合は活躍しそうなものもあり。
・ゾーズー
タフネス4が2マナにも討ち取られるので見送り。ブロッカーの少ないコントロールには致命的なので環境により採用候補です。
・エラダムリー将軍
手札は僧院とトカゲで増えるのでこいつまでは不要かと思い不採用。除去コンが増えたら追加のアド枠として良いかもしれません。
・インフェルノ
パワーに不安があり不採用。相手のインフェルノも越えられなさそうです。
・ゴブリンの早駆け
クリーチャーカウントが進むのが長所ですが、マナ効率にやや不満。もう少しライフを削る方向にシフトしてボールライトニング等と併せて使うのは有りだと思います。
・憤怒獣
うまくいけば4/7/7トランプル。安定しなさそうなので食わず嫌いしてますが、土地に闘技場を使うなら採用候補。
・槍冠の鹿
こちらも土地に闘技場を使うなら採用候補。

5マナ以降

土地の効果が発動すると5ターン目にプレイできないことがあるため、最小限の枚数です。
地獄乗りは2枚引くのが怖くて1枚にしてますが、勝利貢献度が高いため2枚でも良いです。
マナ詰まりを気にしないなら、猪の祟神、イルハグも強そうですね。

火力がえぐい
だいたい速攻をつけます

おわり

今回はドムリを使うまでにいくつかドリッズト以外のキャラを試した経験から調整していきました。
ダイヤ帯まではヴラスカを使用していましたが、2マナパワー2が多いこと、防護による除去腐りが足枷になりドリッズト相手の勝率が低く、ミッドレンジや脳筋アグロ等いろいろと試すも断念。
チャンドラは序盤のクリーチャーのパワーが高くそれなりにドリッズトへ対抗できるため調整してみましたが、強みの火炎弾が心もとなく勝ちきれず。
チャンドラと同系統でより盤面が強いドムリを選び、やっとしっくり来るようになりました。

ドリッズトのブンはやはり苦しいですがそれなりに戦えることと、全体除去を打ってくるコントロールにも速攻等で対応でき、幅広く対応できるデッキになったかと思います。
レアリティも比較的低めで組めるので、よければ試して見て下さい。

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