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セファロスポリン系抗菌薬の供給状況(7月1日現在)

以前に、セファロスポリン系抗菌薬の供給状況をまとめました。1ヶ月後の現状について、情報をまとめてみましょう。

今回も、情報源は、厚生労働省が取りまとめて公表しているものを参照しています。


前回(6月3日時点)と同様に、薬効分類ごとに見ていきます。

薬効分類ごとの医療用医薬品供給状況

抗菌薬に関連する薬効群について、薬効群ごとに、製造販売業者の「出荷対応」の状況を、通常出荷限定出荷供給停止の3つに分けて示しています。
全体的な傾向は、前回と同様です。

図1. 抗菌薬の出荷対応状況(令和6年7月1日現在)

セファロスポリン系抗菌薬の供給状況

世代別

次に、「セファロスポリン系」薬剤の供給状況を、見てみます。

注射薬は若干改善傾向にあるようにも見えますが、全体的な傾向は全体と同じです。内服薬では、通常出荷のものは0です。


図2. セファロスポリン系抗菌薬の出荷対応状況/世代別(令和6年7月1日現在)

成分別

次に、内服薬について、成分名ごとに状況を見ていきます。表は、世代ごとに記載し、AWaRe 分類を併記しています。
残念ながら、相変わらず、非常に厳しい状況です。


図3. セファロスポリン系抗菌薬・内服薬の出荷対応状況(令和6年7月1日現在)

これまでの、医療用医薬品供給状況をまとめた記事です。

日々の情報はこちらにまとめています。

https://ph-info.info/iyakuhinkyoukyu


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