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現実とうつつの境界線は曖昧で漂うプランクトンである

たゆとうなかであまりにも
不器用で、居場所をなくして行く
昨日まで楽しかったパブの店先、
全て攫われる予感にただ恐怖し
外れていく
輪から、
和から、
写真の笑顔はいつもかたくなで
口の中で弾けるキャンディになれない
あいが無い、透けて見えるページで黒くぬりつぶして行く時よ。心臓が石を飲み込んで、鞄を持たずに出ていけるといい、そう思うのに、明日になればまた、逆戻りでたゆといながら、居場所をなくしていくのだ。


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