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6枚目

今年の夏、とうとう騙し騙し痛みを我慢していた右膝を本格的怪我しました。それまで保育園の仕事を多めにやっていたのですが、痛くて帰り道駅まで行けない事態になってしまい、仕事は楽しかったが辞めることに。

靭帯が伸びてしまっているとのことで、サポーターを巻いて生活しています。見た目がバレー部みたいなやつで、まさかこの歳でこんなモノを付けて生活しなくちゃいけないなんて、とがっかり。とうとう老いには逆らえないのか。

とは言っても働かなくてはいけない。で派遣されたのはとある立ち上げたばかりの会社。普段は意見も言わないし、すっかり派遣生活で指示待ち人間だった私は同じ職場で働く看護師さんとは全然違う雰囲気で、会うなり訝しげに見られたの忘れません。

立ち上げたばかりの現場は騒然としており、責任の所在もはっきりしてないし、どこまで働くのかの領域もはっきりしていないくてみんなパニック、イライラしていました。

正直短距離選手の中に柔道の選手が混ざった感じ…?

うまくいかない現場のストレスの捌け口というか、こいつに当たっておけば大丈夫的なポジションっていて、毎週その看護師達の餌食になった派遣の社員さんが退職していきました。

私も時々その位置になる時があって、駅まで着いてから引き返したり。一時期は行けなくて休んでいた時期も。人事の方に助けていただいて今。明日が10月の終わりなので、とりあえず一区切りです。

私を無意識なんだろうけど、罵倒したり、無視したり、休んだら「あり得ない!」と言って来たり。足が痛くてと言ったらどうなっているのか見せろと言ったり、そんな方と明日でおわかれです。今日は複雑な気持ちでおります。休んで確かに迷惑はかけた。パーフェクトな職場は無い。今日ある職場がある事が幸せなんだ。

「ありがとうございました」って言えるだろうか…。と。いっぱいお世話になったけど毎日怖過ぎたよ。

今やっと落ちついて菩薩みたいになったけど…。今の印象で業務は差し障りないけど、振り替えって考えると辛い思い出しかない。

正直言いたくないけど、今日モーツァルトを聴いてて思ったんだった。映画「アマデウス」の中でモーツァルトはサリエリにちゃんとありがとうとごめんが言えていたよな…。とりあえずカバンの中にカントリーマアムを入れてみて、言葉を添えて見るか。

私はモーツァルトじゃないから、偽善で言うかもしれないなあ。