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働く男と魚と米 月島 ますや

こんにちは。こんばんは。
人生の記憶の切れ端にあるものを
忘れないためのログ第九回目。

ますや

月島では、フーディはもんじゃ以外をターゲットとするらしい。
誰から聞いたか忘れたが、そんな話を聞いたことがある。
東京で焼き魚と米が美味い店は多いと思うが、例えば、大門のやまかわ、神保町の魚玉、そして浜松町で屋形船がランチをしている網長などなど、仕事で向かった先々でふらっと入ったランチで、美味しい和定食というか、日本人で良かった的な魚定食(米)に出会うと、午後からの仕事への活力も湧いてくるものだ。

そして今回は、月島の「ますや」を紹介したい。
月島の東京三大煮込みで有名な、岸田屋の裏路地に行く道をまがり、すぐのところにひっそりと「ますや」はある。外観は昔懐かしい感じ。
中に入ると、L字型のカウンターできちんと清掃が行き届いた店内。カウンターに座ると業務用の魚焼き器が目立つ箇所に設置してある。
初めて伺った時は、11時半の口開けを狙って訪問したが、12時をまわると続々とお客が入ってくる。ご夫婦二人でやられており、刺身、焼魚、煮魚、と様々な魚料理の定食がメニューに並ぶ。
注文は「銀ダラ西京焼き」を注文した。注文されてから焼き始めるのでしばし待つ。
待っている間にお盆の小皿に盛られた、ポテトサラダ、香の物、大根おろし、そして、あさりの味噌汁。焼き始めからなので10分くらい待つと銀ダラの西京焼きもお盆の上に置かれる。
さっそくだが、日本人で良かった笑。


銀ダラ西京焼きとあさり味噌汁、米

火力の兼ね合いだろうか、表面の皮はパリッとしており、身はしっとりと味がついていて実に美味い。あさりの味噌汁は出汁がでており、ポテトサラダも甘めの味付けで、粒のしっかりたったお米を呼ぶ。
米に関しては魚沼産コシヒカリで、ガス炊き。電気で保温しているとのこと。おかわり必須だ。
また、リピートした別日のカキフライ定食。眼の前で揚げてくれた、揚げたての薄衣でサクサクしているカキの中身はちょうど良い半熟。

カキフライ、とんかつソースもある

タルタルソースはないがソースとマヨネーズでいただいた。

ソースとマヨネーズでいただく

別日には、アジの開き。かなり大ぶりである。カウンターの傍らでは昼から単品で魚を頼みビールを注文している先輩もいる。最高だ。そして平日ランチでは、混みすぎもせず、せかせかもしておらず、ゆっくりとした時の流れで、昼ご飯を食べれる貴重な店だ。長く続いてほしい店である。

アジの開き

となりの年配の方が、「こうゆうのでいいんだよ」とおっしゃったが
「こうゆうのがいい」のである。

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