ムラ社会と自民党

私は無論小泉竹中以来の自民党政治には徹底的に批判的だし、安倍なんかはっきり言えば殺されてせいせいしたと思っていますが、しかし日本社会の病根は自民党政治だけとも思っていません。

日本人が作る組織や社会は、必ず陰湿な、ジメジメして閉鎖的な、村社会になります。カラッとしていないんだ。自己が確立していない。属する組織にひたすら忠誠を尽くすから、組織第一で、誰かが何か組織に不都合な真実・事実を言うとよってたかって袋叩きにし、追い出す。

これは、自民党云々じゃないです。いや正確に言うと、こう言う日本社会に一番適した政党が、自民党なのです。自民党はまさにこう言う、「ムラ社会の代表」です。ここで言うムラ社会は、たんに地方だけではありません。

霞が関ムラ,永田町ムラ。大企業だって全部ムラでしょ?情報は内部だけ、外には絶対事実は漏らさない。その中で無茶苦茶をやる。法律なんてものは、そのムラの中では通用しない。通用しないのが当たり前だと日本人はみんな思っている。

誰かが「これはおかしい」と言い出せば、よってたかって袋だたき、あるいは完全無視。昨日の友は今日の敵。

「上に逆らう奴は叩け」
「誰かがあいつとは付き合うなと言われたら付き合わない」
「ちょっとあいつは・・・と周りに言われる奴は切る」

周りが言うから、誰かが言うから、みんなが言うから・・・。

ちがいます?

自民党が日本をこんな社会にしたのではないです。こういう日本社会に一番適している政党が、自民党なのです。

解決策は?

日本を多民族社会にすることです。シンガポールみたいに、有能なら何処の誰でも受け入れる。まさに曹操の「唯才是挙」を完全実施したら良い。国籍も民族も肌の色も、同性が好きか異性がが好きか、宗教は何か、一切関係ありません。才能がある人を抜擢します。そうしたら、ジメジメ陰険な村社会でのみ生存していた連中は、いなくなりますから。

日本が肌の色から宗教から何から何まで違う、しかし「才能がある」という人々だけで成り立って、何も悪いことはありません。そうすれば良いのです。

どのみち、ジメジメと陰険な社会で生きてる連中などと言うものは、そう言う閉じた空間でしか生きられないのです。嫌気性菌のようなものです。外から空気を入れたら、そんな連中は死滅します。それが一番、よい。

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