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29歳会社員、もう一度描く事と向き合う。

初めまして。宍戸です。
会社員デザイナーとして働きながら、自分で絵を描いたりもしています。
今年の初めに第一子を出産し、7月から職場復帰。
9歳年上の夫とてんやわんやしながら何とか生きています。
毎日の仕事と、暮らしと、向き合った日々をかたちにして残すため、noteを始めました。

自己紹介

兵庫県生まれ、埼玉県育ち。
高校時代に美大進学を決めた後、とりあえず東京芸大デザイン科を目指しました。芸大行っときゃ大丈夫っしょという決して高くないモチベーションを抱き、見事一次落ち、1浪して予備校に通う日々。
デザインの世界を知っていく中で皆川明さんや粟辻博さん、マリメッコの自由でポジティブなデザインに出会い、感動し、
多摩美のテキスタイルデザイン専攻に進学しました。

学生時代のドローイング。
マチスやカンディンスキーが好きでした。
スコットランドのグラスゴーに留学していたころの作品。
シルクスクリーンで制作した1枚絵のプリント。


新卒ではテキスタイルが魅力的なアパレル企業の販売員&店長として働いていました。
朝から終電まで働く日々の中、ずーーっとデザインがしたくて、2年ですっぱり辞めて、晴れて今の会社に転職しました。

会社では日々織物のデザインをしています。
グラフィックデザイナーやWEBデザイナーとは違い、文字情報を扱うことはあまりありません。
「描く」ことがメインの仕事です。
ずっと絵を描くことが好きで、それを仕事にしたかった私にとっては、描くことで会社員としてのお給料をもらえるなんて、、ありがてえありがてえ。

1年のブランク

今年の7月に職場復帰して、またデザインを始めました。
産休前は引き継ぎや事務仕事がメインだったこともあり、新規の柄制作は1年ぶり。

育休中は育児の合間を縫って、自分でイラストを描いたりテキスタイルパターンを作っていました。
求められて作るデザインは、それはそれで嬉しいけれど、制約がない中で描くことはもっと楽しい。
でも、なんとなくイマイチなイラストばっかり描いていました。
それは多分、”頭”を使っていなかったから。

右脳的に考えたり左脳的に手を動かしたり、脳みその右左を交互に使おうと学生の頃は良く言われていました。

産後のぼやぼや脳のまま仕事復帰した今、そんなただただ手を動かしたい自分と、やみくもに描いただけの良くも悪くもないデザインという現実にぶつかっています。

大して悪くもないけど決して良くはない。
どうやったら良くなるのかもイマイチ良くわからない。
悶々しながらも思い出すのは、浪人して毎日予備校に通っていた日々。

毎日毎日頭に汗をかきながら新しい作品を作り、クラスメイトと並べて講評してもらい、自分でも考察をし続ける日々。
いわゆる右脳と左脳をフル稼働させる環境。


誰よりもリアルに描く!と意地になってデッサンをしてました
画鋲をモチーフにした平面構成。
絵を描く基礎を実践しながら学んでいました。

ああ、誰か先生が欲しい、、
私に何がイマイチなのか教えてほしい、、

描く力って結局何なんだ

そんなこんなで、
絵が上手い
とか
表現力がある
とか
絵(≒デザイン)の優劣を決めるものはなんなのかをぼやぼやと考え始めました。

その中での葛藤とか、気づきをnoteにしたためていこうと思います。

同業者の方や学生さんに届くと嬉しいです。
これからよろしくお願いします。

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