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自分の味が出る環境をいかに選べるか ドキュメンタル シーズン10を見て

アマゾンプライム会員の私は、ドキュメンタルシリーズのために、会員を継続していると言っても過言ではありません。

そんな楽しみにしていた、ドキュメンタル シーズン10がいよいよ解禁となりました。しかも、今回はチャンピオン大会です。

土日にじっくり楽しませてもらったので、レビューを書かせていただきます。

チャンピオン大会ということで、メンバーは、これまでのドキュメンタルで優勝経験のあるメンバーです。

とろサーモン 久保田
ゆりあんレトリィバァ
極楽とんぼ 山本
野生爆弾 くッきー
ハリウッド・ザ・コシショウ
バイきんぐ 小峠

以上6名のメンバーでした。

結論から申し上げます。ものすごく期待されている方からすると、かなりがっかりするのではないかと思われます。

とにかく、メンバーの防御力が高い。だから、みんな結構無反応なんです。必死で笑いをこらえている姿がいつも面白かったりするのですが、それがあまりありません。初めに野生爆弾くっきーがいた辺りはまだ楽しめたかな、という感じです。(とてもゲラなので)

とにかく虚しいです。

そして、それぞれのメンバーは、かなり力を持っておられるのですが、うまく噛み合いません。

全体的に、チャンピオンを集めただけで、ボケ、ツッコミ。よく笑ってしまう人。場をかき乱す人。まとめる人。そんなバランスの良い配置ができていません。それが評価の高くない要因だと思います。私の評価ではなくアマゾンのレビューでも評価はかなり低いです。

そしてやっぱり、レビューでも叩かれ放題の、極楽とんぼ山本さん。山本さんを見ていて、今回は感じたことがあったので、発信させていただきます。

自分の味が出る環境を選ぶ

参加者のみなさんだいぶイジっておられました、極楽とんぼ山本さん。ご本人もかなりわかっておられたようですが、あの場にいるべき人ではなかったですね。

ドキュメンタルで求めらている笑いと、かなりズレを感じました。山本さんの発言や、行動で、一気に収束してしまう場面が多かったです。シュン↓↓と。

山本さんって本来、イジられて、キレ芸が得意なんですよね。理不尽にキレて、相手を困らせる。それが面白いし、山本さんの武器なんですよね。

でもあの空間ではそれができません。笑ったらいけない空間なので。キレ芸ってそれを周りで囃し立てたり、イジったり、ゲラゲラ笑ったりする人が必須なのですが、それができる環境ではない。

笑ってはいけない相手を笑かすためにキレるスタイルって、ただうるさいだけになってしまうんです。

そんな様子が非常によくわかりました。

一生懸命、理不尽にキレよう、自分のゾーンに入れようと、もがいておられました。また、前半は、周りもイジってイジってでした。しかし、何せ笑ってはいけないのと、時間が少なくなっていく中で、後半にもなると、わざわざ周りもそこに突っ込んで行きません。危険を犯しません。

山本さんの力が発揮されるのは、もっと歳上で、うるさくて、パッと見怖くて、怒りっぽくて、普段キレられるような人じゃない人。そんな人が上手に山本さんの味を引き立てられるのではないかと思いました。そして、そんな様子を見てゲラゲラ笑う人がいるとなお、より一層面白い空間になりますね。

今回のドキュメンタルを見て、人間、自分の味が出る環境にいることって、本当に大切だなと実感しました。

私も、自分の良さって、周りに引き立てられて出るタイプなので、今回の山本さんの奮闘しておられる姿にはとても共感しました。

1人でいろんな力を発揮される人ももちろんおられます。でもたくさんの人の力を借りながら、素晴らしい能力を発揮する人もいます。人の力を引き立てることが得意な人もいます。

そうやって、お互いの力を双方向に発揮しながら、素晴らしいものを創造できる。そんな人を見つけ、そんな環境を見つけることの大切さを強く感じました。

今回のドキュメンタルには、不向きだったのかもしれない山本さんですが、面白いのは間違いない人です。たくさんの実績も残されています。

前回のドキュメンタルの結果からも、あまり評価は高くなかった中、今回のオファーも受けて出演された、山本さんの芸人魂は、ものすごく尊敬です。

これからのご活躍に期待しております。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
読者の皆様に、いつも支えていただいてます!!

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