笑ってたいからできるだけリスになって暮らす話。
結婚式とかでよく使われる「笑顔の絶えない家庭」って表現、あれはなんかキラキラしすぎてて現実的じゃないから私の中ではあんまりしっくりきてない。
絶えないて。人生笑ってられんタイミングだってあるやろうが!
でも…それでも…
ちっさいことでケラケラ毎日笑いあえる家庭にしたいとは常々思っています。
そんな私が最近、よくリスになるのでその話。
普段、夫のちょっとした言動にイラッときたときに、私が低いトーンの声で冷たくキレ返すと、それがたちまち家庭を不穏な空気で包むんですね。
そこから喧嘩モードになれば、私のイラつきは加速していって、まぁなかなか元に戻れない。
でも息子が生まれて…
「この子の前で喧嘩したくない」
という思いが強くなりました。
しかし相手への小さな苛立ちは生活上防げない。
それならば、そこから発展する喧嘩を
せめてどうにかコミカルにしようと。
それで自然と生まれた私のリス化現象です。
イメージとしては、ぼのぼのに出てくるシマリスくん。あれを自分におろす。
たとえば
何百回注意しても夫が服を床に脱ぎ捨てたままにしてるのを見つけてプッツンしかかったとき。
私はリスになりまして(なんだこの表現)
小股でツカツカツカと歩いて行き、
ペシペシペシと夫を叩き、
脱ぎ散らかされた服を指差しながら
「☆%$○#×€@※◇*〜!!!」と
絶対伝わらない言葉を超絶早口しかも高音で言う。
……これで伝わります。
ああごめんごめんと素直に謝られます。
もしくは、似たようなリス(小動物キャラ)になって返事されます。
これがね…
結果、そのまんまの自分で怒りぶつけるより、ずっとずっとストレス少ないんです。
笑えちゃう状態で、言いたいことは別に我慢せず正直にぶつけられてるから。
…何回注意しても直らない癖は、もういっそ毎回そのやりとりを楽しくするしかない。という割り切りでもあるけれど。
私が毎度これをしてたら
いつのまにやら逆パターンも生じてきて、
夫は私の言動を何か注意したいとき、まずは声高超絶早口(リス風)で言ってくるようになりました。
そして夫が珍しくちゃんと服をたたんでしまってたら、
私はこれまた高めのかわいめのシマリスくん声で
「こんなふうにお洋服しまえるなんて、○○ちゃん(夫)、すごいねぇ」と褒めます。
もういっそそのくらいキャラ変した方が、私もベタ褒めしやすいから。
…それもこれもね、
笑って過ごしたいからさ。できるだけ。
だからリスになって、ギャグ漫画チックにするのです。暮らしを。
ぶっちゃけ、
リスになって怒りをぶつけたところで
相手の改善度はさほど変わらない。
その場は笑っておさまるし、その場では直してもらえるけど…
翌日にはまた同じことが起きる。
リス化は怒りのストレスを和らげる効果があるものの、相手に「二度とこの空気にしたくない」っていう恐怖心は植え付けないから、平気で繰り返されるというデメリットあり。
だからまぁ、私はたまに
リス封印してものすごく冷静に真面目に伝えるときもあります。
普段のリスとのギャップで、これがなかなか効いたりもするので。
でも結局のところ、私の中での結論は
いい大人に染みついた癖はそう簡単には直らない。です。
どんな伝え方しようが。たまにブチ切れ混ぜようが。頻度が少し減るくらいで、完治はむずかしい。
…だから、
言いたいときはコミカル多めで。
険悪ムード減らせればそれでよし。
もちろん、これが不倫とかDVとか、呑気にリスなってる場合じゃない重い癖だったら話は別ですが。
そういう人じゃないってわかってるから。
服を床に散らかしちゃうくらいね、何度でも言ってあげますよ。
リスコミュニケーションでね、できるだけ笑って暮らしてこ。
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