レノファ山口 愛媛戦直前プレビュー |岡山戦のレビューを添えて

こんにちは!
自分の住む東京ではコロナが増えてきており今後どうなることやら、、、という日々を過ごしております小五郎です。

前回初めてプレビューを書かさせていただきましたが思ったよりもご覧いただけてて嬉しいです。読んでくれた方、ありがとうございます!


さて、今回も直前の投稿になってしましましたが、
前節のファジアーノ岡山vsレノファ山口のプレビューをしつつ愛媛戦での注目ポイントを書いていこうと思います!


先週の試合、、、
2点先制しただけにすごい惜しい試合となってしましました。

ただコロナ明け(再燃してるけど)での初めての試合ということで、とても楽しかったしやっぱりレノファとかJ2はいいなと思いました。
楽しませてくれた選手やスタッフの皆さんには感謝です!
今日のホームもとても楽しみです!


まずは愛媛について簡単に、次に先週岡山戦のレビューをしていきます。


愛媛:ビルドから崩しへ〜ライン間に入る動き〜


愛媛は先週徳島との四国ダービー。前半に3点失点してから後半に4点を巻き返す劇的な展開の試合でした。(先週のレノファは徳島側ですね、、、

愛媛は試合開始時433のような形。対する徳島は523。

徳島はWG(523の5の両サイド)が常に高い位置をとり得点に関わりました。長いオフ明けでのこの両WGの走量は愛媛も予想していなかったのではないでしょうか。
対する愛媛の攻撃。愛媛は初期位置433の形からビルドをします。しかし徳島の442ブロックにはばまれ、ボールを持たされてしまう形に。攻めあぐねます。

さて、前半の途中あたりから愛媛はフォーメーションを変更します。
532のような形に。
WGの運動量が求められてしまうという短所はありますが、WG同士がマッチアップすることで守備面で徳島にはめることができます。
そしておそらくこのシステム変更のためにHTで3人も選手を入れ替えます。FWだった7横谷を最終ラインでのビルドアップに参加させ、CB20茂木を少し高い位置に取らせます。ビルドアップの形は3241のような形に。

ここから愛媛の進撃は始まります。
中盤に入った横谷を下げたりCBをあげるという構造ができ、IH11森谷など中盤の選手のライン間に入る動きが急増します。ライン間とは徳島の442守備のDFとMFの間やMFとFWの間のことです。ラインの手前に入る選手とラインの奥に入る選手が流動的かつ常にいるため、ラインの手前にいる選手にパスを当てて落とすレイオフを多用しながらラインの奥にパスをしっかりと届けていました。しかも、愛媛の中盤は流動的で、奥にいた選手が手前に下がってきたり逆に手前にいた選手がラインの奥を取りに行くことも多く、徳島の守備はラインが乱れがちになってしましました。
愛媛はこのように真ん中からビルドアップすることで徳島の守備が手薄になったサイドを利用しクロスを上げるなどできるようになります。そしてそのまま4点をかっさらいました。

ナイス采配ですね。

まとめると、
中盤の選手のライン間に入る動きが多く流動的

これ覚えといてください。
これを意識しながらレノファvs岡山のレビューを書いていきます。


岡山戦レビュー|概要

2-2のドローとなりました。2点先制していただけ惜しい。。。

6:27レノファvs岡山

先ほどTwetterにも載せましたが、これはxGと呼ばれるゴール期待値です。簡単に説明すると本当なら何点入ってたかを示す指標です。かなり雑に処理しましたが算出してみました。
これを見ると前半はレノファが岡山をうまく押さえられていると言えますね。ただ後半からの岡山の追い上げがすごいです。最終的なxGの値は、岡山2.7-2.5山口くらいになったのでお互い順当に引き分けたという感じです。


前半〜ビルドアップがうまくでない〜

まずは前半を見ていきましょう。
これは後半の失点の原因にもなるのですが、しっかりと後ろからボールをつなぐことができない。
レノファは主にSB安在をあげて3人のDFとへニキ・やんさんでビルドアップしていました。DF3枚で岡山の2TOPを剥がしたいところなのですが、相手のプレスの誘導のままにサイドにボールを出してしまい、ハマってロングボール。こんな形が何度もありました。おそらくこれはレノファののぞむ形ではありません。このままロングボールを回収されてしまっていました。

へニキとやんさんの中盤2枚をおろしてしまっているので前線にはそんな人数がいません。こんな状態でロングボールでの攻撃ができるなんてフィジカルつよつよの選手がいない限りできません。
レノファにそんな選手はいな、、、、、、いました。


イウリ!!!!!!!!!!!!!


すばらしいですね。めちゃくちゃナイスアシストでした。(高井もナイスGOAL!!!)
なんというフィジカルの強さ。今まで確実にレノファにはいなかった選手ですね。今度にもとても期待が持てます。

ビルドアップの話に戻ります。
僕個人の考えとしてはロングボールを用いてのビルドアップは霜田さんはあまり好まないような気がしています。ビルドの形を見てもそうです。また後に書きますが、後半になってロングボールを蹴らざるを得ないビルドアップは修正されました。


前半(後半も)〜岡山への対策|長所と短所〜

今回の試合では、プレス(前から守備にいくやつ)は体力の必要なハイプレスというよりミドルゾーンで少し構えるミドルプレスよりでした。ただ前からプレスをかける姿勢も忘れていないという印象。

レノファが今まで前からやってきている前からの守備を積極的にやらなかったのには2つ理由があると思います。

1. コンディションをMAXではない。
コンデションMAXにしとけよと思うかもしれませんが、この試合は長い中断明け。この試合でコンディションをMAXにしようとすると怪我人が出たりと今後の試合が持ちません。
2. 岡山の攻撃に対する策。
先週書いたプレビューでも言いましたが岡山はFW(特にイヨンジェ)を走らせるロングボールを攻撃の武器にしています。これに対してすべき守備は、CBが頑張る(サンドロを出す)・最終ラインを下げるのほぼ2択です。今回は後者を選んだようです。最終ラインを下げれば山口DFと山口GKの間のスペースが狭くなり、裏へのボールはほとんど意味のないものになります。実際このおかげで岡山はほとんどロングボールを出してきませんでした。

これだといいような感じもしますがここで短所が見えてきます。
最終ラインは低いですが一応は前から守備をしようとしているためFWとMFの間が相手しまう。特に真ん中のへニキ・やんさんが前に遅れて出てしまうということが頻発しました。このことによってライン間を使われてしまうことになりました。この動画のような形です。



後半の修正点

さて、ビルドアップとミドルプレスに難を抱えていましたがさすがは霜田さんや武石さんのいるレノファ。サイドに誘導されないビルド。中盤も前から出るプレス。しっかりとこれをやっていこうという姿勢が見えました。実際に先ほどあげたxGを見ると、岡山もですがレノファの値も上がっておりより攻撃的ないつものレノファに戻ったように見えます。

しかし、、、
ミドルプレスは再び元に戻りました、、、
岡山に中盤を使われ始めます。長くなってきたので詳細は省きますが岡山もいい変更をしてきました。

そして、、、
ビルドアップはじっくりとできるようになりましたが、中から使っていこうと言われすぎたのか、前半なら前線にロングボールを飛ばしていたような場面において無謀な中盤のパスも増えます。

これら2点のことによって、レノファは2点失点してしましました。
んんん、、、、勝ちたかった。


くよくよしている場合ではありません。
数時間後に愛媛戦が控えています。



愛媛戦に向けて

中盤の選手のライン間に入る動きが多く流動的

この記事の前半部で覚えておいてくださいと言った愛媛の特徴です。今岡山戦のレビューを読んでくださった方ならわかるでしょう。レノファはミドルプレスの修正が必須です!このままではライン間を使われまくることになってしまいます。ただ愛媛はロングボールも少ないのでレノファの守備のラインは高く保てるはずです。DFのラインが高いなら中盤の選手も前へのプレスに出やすいあはず。きっといいサッカーを見せてくれるでしょう!


最後に

今回は再開後初ホームです。レノファの選手スタッフも僕たちも気合いは入っています。しっかりと戦術的にも気持ちの面でも準備しているはずです。3点のビハインドを巻き返した愛媛相手ですが、今回はヤマグチ一番を聞かせて欲しいです!!!!!

インスタの練習画像にスタメンと思われる選手と一緒にパウロ上がってたから、今日は出てくれるかな、、、楽しみ!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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