【本】頼藤和寛『もっと気楽に生きてみたら！―悩みとストレスが消える心理学』：ふっと気持ちが軽くなる本。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。

頼藤和寛『もっと気楽に生きてみたら！―悩みとストレスが消える心理学』（PHP研究所, 1994）

■要約

「われわれは多くのことが自分の思い通りにならないことを苦にします。しかし、よく考えてみると、われわれは皮膚の内部にある自分自身さえ完全に思い通りにできていません。まして皮膚より外に在る世界や相手を思い通りにすることはそれ以上に困難なことは当たり前です。」

■ポイント

頼藤和寛さんの本は絶版になっているものが多く、この本もアマゾンのマーケットプレイスで、1円+送料で入手できます。ほかにも『定本 頼藤和寛の人生応援団』『頼藤和寛の人生応援団―最後のあいさつ』（いずれも産経新聞ニュースサービス）は、安くマケプレに出たときに買っておくのはお勧めです。読書というよりも、ユーモアあふれる（そして少しの毒舌）セラピストと会話したような気分になれます。そしてふっと気持ちが軽くなるでしょう。

この本もどこから読んでも、ふっと気持ちが軽くなるような本です。

「悩みにくいヒトというのは何事もプロセスを楽しみ、その成果は二の次のようなところがあります。……だからこそ最終的に求めているものが得られなかったとしても、それほど不満を感じないのでしょう。「途中、十分楽しんだからね」というわけです」

「今問題になっていて、あなたにすれば「天下の一大事」のように感じることが「もし叶ったとして」自分が明日死んだらどんな意味があるのか、また「もし叶わなかったとして」自分が明日死んだらなにほどのことがあるのか、を想像してみてはいかがでしょう。つまり、われわれはちょくちょく「死んでみる」必要があります」

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