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(044) 学会と研究会は「ライブ」のような位置づけになる

日本教育工学会は年に4回の研究会を日本の各地で開いています。本来であれば函館で開かれるはずだった研究会が、先日Zoomでのオンライン開催になりました。3つのセッションの並行開催で、それぞれ30人前後の参加者がいましたので、普段の研究会よりもにぎわっていたという印象です。

全国大会も研究会もZoomで開催。さらには大学のゼミ、大学院の授業もZoomでやっていますので、オンラインでの作業はもう普通のことになりつつあります。

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スターバックスはテイクアウトのみの営業です。テイクアウトで飲み物を買うのは、オンライン授業のようなものかもしれないなと思いました。中身も同じで、値段も同じなんだけど、それを店の中で飲むのとは「体験として異なる」わけです。でも、かといって、テイクアウトの飲み物を店内飲食よりも安くすることはしないでしょう。テイクアウトにするためには、何やかやと手間がかかっているのですから。一方、お客は持ち帰って自分の好きな場所で飲みたいという体験を自分で選んでいるわけです。

そんなことを考えながら、学会と研究会の将来の形について考えてみました。

・オンラインならプレゼンは収録したものでもいい

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