映画「PLAN 75」を観てきました〜自分で定年を決める
2022年6月27日(月)
映画「PLAN 75」を観てきました。行きつけの劇場では上映していなかったので、上映館を検索して、新宿ピカデリーまで出かけました。土曜日の10時台の上映にしては、8割方席は埋まっていました。周りをみると高齢者が目立ちました。私もその中の一人なのです。
そう、この映画は近未来に、75歳になったら自分で死ぬことを選べるという制度ができたらどうなるかということを、現在の延長として描いています。そういうことに少しでも興味があれば、ぜひ観にいってください。おすすめです。そして自然に考え込んでしまうでしょう。
退職願を書きました。早稲田大学は選択定年制度をとっていて、60歳からいつでも自分の定年を決めることができます。私の希望退職日は2025年3月31日で、まだ2年と9ヶ月先のことです。しかし、早めに退職願を提出することで、後任人事をスムーズにキックオフでき、良い人を採ることができますので、すぐに提出することにしました。これでスッキリです。
自分で仕事の終わりを決めるのは、私の場合よかったです。迷いがなくなります。最終日からの逆算でやるべきことが決まります。そして終了までの時間が充実するような気がします。もちろん不慮の事故とか病気とかで、そこに至らずに死んでしまう可能性もあるわけです。しかし、少なくとも自分がコントロールできることについては自分で決めることができます。この感覚が大切なのだろうと思います。アドラー心理学の「柔らかい決定論」ですね。
さて、じゃあ自分の死も自分で決めるのが良いのか。ということで「PLAN 75」のテーマに返ってくるわけです。私の結論は「自分の死は自分では決めることができない」ということです。その理由はここでは書きません。ぜひ映画を見て考えていただきたいと思います。
ここから先は
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。