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意味のある卒論を書くことはその後の人生の財産になる

2022年2月4日(金)

第6波のピークアウトがいまだ見えないので、来週の函館出張(仙台経由)はキャンセルしました。残念ですが、函館山ライブカメラの画像なんかを見て、心を落ち着かせましょう。

さて、意味のある卒論を書くことは学生にとって財産になると思います。それは、大学院に進学する人はもちろんのこと、学士で就職する人にとっても「研究することのおもしろさ」を一度体験しておくことが、その後の人生で役に立ってくるだろうということです。

意味のある卒論というのは、義務や単位取得のための卒業研究ではなく、きっかけはそうであったとしても、最終的に「あ、研究っておもしろいな」という体験をともなうような卒業研究をするということです。一度でもそういう感情体験を味わっておけば、その後の人生のいつになっても、また研究の世界に戻ってくることができるような気がします。

しかし、大学に戻って研究を再開しようとする人は現在の日本ではほとんど例外的です。ですので、大学に戻らなくてもいつでも研究の方法を学び、実際にそれを試してみるという環境を作っておきたいと思います。10年ほど前に作った『卒業研究はじめの一歩 』と『インストラクショナルデザイン研究法』の2冊のテキストは無料公開しています。

現在の私の卒論カリキュラムはもう少し進化していますので、それを拡張して誰でもアクセスして学べるようにしておきたいと思います。ポイントは、実例を入れて説明することかなと思っています。

これまでに卒論について書いた記事は以下のようです。もしよろしければお読みください。

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