自分の実践活動の記録を残すのだというところからスタートする
2022年4月4日(月)
桜が咲き、新しいことがスタートする今の季節はいいですね。私の方は1年間のサバティカル期間に入りました。授業は博士課程のゼミ指導のみとなります。コロナ感染者が減り切らない状況ではありますけど、対面によるゼミを再開します。同時にZoomでつないでオンライン参加もできるようにします。ハイフレックス方式のゼミですね。
日本アドラー心理学会の企画による「論文の書き方講座」(Zoom, 2時間x全3回)が終了しました。最終回は24人の参加でした。各回の内容は次の通りです。
第1回 自分の実践を研究にする
第2回 データを集める、整理する、表現する
第3回 実践論文としてまとめる
この内容に沿って、2時間を次のように進めました。
・レクチャー
・実例の提示
・ブレイクアウトによるワークとシェア
・質疑応答
もちろん2時間x3回では、時間的に不十分であることは明白です。しかし、自分が取り組んでいる実践活動を、データと文章を使って記録に残してみようという最初の一歩にはなったのではないかと思います。
以前に書いたように、講座を「論文の書き方」としたのはよかったです。論文を書くためにはそのための研究をしなければなりません。しかし「研究」というと尻込みしてしまいがちです。でも、自分の実践活動の記録を残すのだというところからスタートすればより具体的に進めることができます。
いずれこの3回分の講座の内容を文章として書いておきたいと思っています。同時に考えているのは、「卒論・修論の書き方」をテキスト化したいということです。ゼミ生に渡せるPDF資料としてはずいぶん前に作ったものがあります。それを基本的なところからアップデートして完成させたいという気持ちがあります。
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