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013 [教える技術] オンラインコースの回し方もロケットモデルで良い

ファーストコンタクト・ライブラリの [教える技術] のここまでの話は、

001 [教える技術] メリルの「教え方の第一原理」にしたがって授業や研修を設計すると効果的です
006 [教える技術] オンライン授業とオンライン研修の作り方とそのメリット
010 [教える技術] オンライン授業は不十分な対面授業ではなく、その拡張である

とつなげてきました。今回は、オンラインコースのサイクルの回し方についてまとめてみたいと思います。おまけとして、オンラインレクチャーするのが気が重い人向けに、Comment Screenを使った実例を紹介しています。

■オンラインコースもロケットモデルで良い

まだいろいろ試している段階ではありますけど、オンラインコースのサイクルの回し方がわかってきました。オンラインコースでも対面授業でもどちらも「ロケットモデル」でいいということです。

ロケットモデルの中心は「リソース→活動→フィードバック」の部分です。これをオンラインコースで回していくということです。

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・オンラインコースの回し方の詳細

ロケットモデルによるオンラインコースの回し方は下の図のようです。

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(1) リソースを提示する(Moodle, Google Classroom, noteなど)

・オンデマンドビデオでこのセクションの導入を行います。これはリアルタイムで行う必要はありませんので、短いビデオを収録しておいて、授業がスタートしたら学生に提示されるように予約投稿しておきます。もしビデオが撮れない場合は、イントロの文章だけでも書き起こしましょう。それをLMSにおいて予約公開します。

・イントロのビデオでは、詳しい説明は省いて、なぜこのことを学ぶ必要があるのか、また学ぶとどのようなメリットがあるのかを語ります。実質的な内容はテキストを指示して、そこを読ませるようにします。

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