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【書く技術】04 研究のための文章は飛躍を嫌う

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。研究を含め、あらゆる活動のアウトプットをするための基礎スキル「書く技術」について書きます。4月18日(木)に技術評論社から出された『伝わる文章を書く技術』もご参照ください。

前回は、200字で「石」を作ったあと、それをいくつかつないで「壁」を作る方法について説明しました。「壁」の最も基本的なユニットは、「石」を5つ並べたパターンです。典型的には次のようなパターンです。

1. これまでどんな話がされてきたか(背景)と、これからどんな話をするか(問題)
2. こんなことがある(各論1)
3. こんなこともある(各論2)
4. さらにこんなこともある(各論3)
5. まとめるとこういうことだ(結論)

よい壁(文章)を作るコツは、石と石を飛躍させないことです。

つまり、こんなふうに「飛び石」状態の文章は躍動感がある文章になるけれども、緻密な論理の展開には向いていません。ですので、研究のための文章としてはうまくありません。飛び石の文章を書くと、必ず読者から「なぜここからこれが言えるのか」という質問を受けます。端的に言えば「論理の飛躍がある」と言われてしまいます。

そうならないためには、次の絵のように石と石をくっつけることです。

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【書く技術】04 研究のための文章は飛躍を嫌う

向後千春

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早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。専門は、教育工学、教育心理学、インストラクショナルデザイン、アドラー心理学。ちはる塾主宰:http://cricenter.wordpress.com/
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