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4. “所属”とは何か

今回のポイント
・人は一人では生きていけないので、常に所属を求めている存在である
・自分がある共同体に所属できているかどうかは他者からの評価などによって判断される
・他者に依存しない判定として、自分の理想としていることと、その共同体が掲げている理想とがどれくらい一致しているかを見るという方法がある

4.1 “所属”とは何か

今回は「”所属”とは何か」というトピックです。

所属(Belongingness)はアドラー心理学では基本概念です。人は常に所属を求めていると考えます。なぜなら1人では生きていけないからです。そのために何らかの共同体に所属しなくてはなりません。生まれて最初に所属する共同体が家族です。赤ちゃんにとってはまず家族に所属して安全に養育されていくことが必要です。そのあとは所属する共同体が広がり、友人からなる遊びの共同体であったり、一緒のクラスで学ぶ共同体であったりします。そのあとは、仕事を共にする職場の共同体に所属することになります。

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アドラー心理学の中心的なアイデアを学び、自分の人生に実践していきます。質疑応答やワークも含めて再現されていますので、生活に活かしながら学ぶ…

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