3-コラム用

自分が動くことで世界の見え方が変わる。ゲームでも教育でも。

水曜日はフリーテーマで書いています。

サバイバルゲーム(以下サバゲー)の「荒野行動」にハマっています。これでほぼ1ヶ月になります。毎日2時間くらいやっているかな。スマホの小さな画面は老眼には厳しいので、iPadでやっています。なかなか勝てないなー。

以前、サバゲーがプレイヤーをひきつける特徴を次のようにまとめました。

・相手がプログラムではなく、リアルタイムで集まった生身の人間であること。したがって、その人の個性が直に現れる。待ち伏せるタイプか、突っ込んでいくタイプかなど、それぞれが人間臭い。

・自分が死ぬと、相手の視点でゲームを観戦することができる。強い人はこんなふうに行動するのだということが、自分の視点でわかるので、ここからたくさんの戦略を学ぶことができる。

・心理戦の側面が強い。相手はどこに隠れているだろうか、どこから飛び出してくるだろうかということを常に予測しながら対応しなければ勝てない。心理の読み合いと銃撃のスキルの組み合わせ

・ゲームなので何回死んでもOK。自分が撃たれるたびに、どのようなときにどこから撃たれたかということを再生して、反省する。死ぬたびに戦略や防御方法を学んでいる

・最初は心臓に悪いが、次第に撃たれることや死ぬことに慣れる。そうなると死んでもいいから何か新しい戦略に挑戦してみようという気になってくる。

これに加えて、というかむしろ最も重要なことは「自分が動くことで世界の見え方が変わっていく」ということではないかと思う。

前の世代のシューティングゲームは、ゲームの方から場面と敵キャラが提供された。その状況で「はい、撃ってね」という形だ。しかし、サバゲーでは、自分が動かなければならない。

動かなければ敵を見つけることができない。止まっていると敵に見つけられて標的になってしまう。自分が動くことで、どんどん環境が変わっていき、その中で、探索するのか、待ち伏せをするのか、町を離れて移動するのか、自動車に乗るのか、走るのかということを意思決定していく。その決定に従って行動すると、それにつれて環境も一変し、見え方が変わってくる。

ここから先は

792字
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。