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【本】大竹文雄『競争社会の歩き方』:経済学的視点を自分に取り入れる

2022年11月2日(水)

水曜日は本の紹介をしています。今回は過去の記事を再録します。

2018年5月31日

大竹文雄『競争社会の歩き方』(中公新書, 2017)

要約

モノやサービスの「私的価値」と「市場価格」を比較することで、売り買いという経済現象が発生する。そこでは常に心理的な変数が介在する。これが行動経済学の進展となった。たとえば需要に応じて価格が上がるという市場システムは、個人としてはフェアではないと考える人が多い。人気のあるチケットもそうでないチケットも同じ価格で入手できる方がいいと考えるのが一例。

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