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ちはるのファーストコンタクト(2017年1〜3月)

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ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研…
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#研究アイデア

【研究ネタ】企業にもキャラがある

就活において、行きたい企業を決めるときに、その企業の「イメージ」というのは大きく影響する。たとえば「先端的な会社」とか「楽しそうな会社」とか「堅くて安定した会社」などが「企業のイメージ」に当たる。 これは、いわば「企業のキャラ」とも言える。キャラであれば、企業にもその性格みたいなものがあるのだろう。そのときに、「自分の性格」と「行きたい企業のキャラ」とは関係があるのではないだろうか。 たとえば、自分の性格が「おっとりしている」のであれば、選ぶ企業もまた「おっとりした企業」

ルーブリックによる相互評価の隠された意味

ルーブリックによる相互評価をやるというと、コストが安いとか、大規模受講生の評価をするときには欠かせないとかいう根拠を出してくるけれども、そんなことじゃない大切な視点がある。 主観性を大切にするということ ルーブリック評価を使うのは、評価者の違いを小さくして、信頼性を高めるということなんだけれども、その一方で評価者の主観を大切にするということ。もし信頼性を高めるなら、客観基準(字数とか)だけを作ればいいわけで、それではルーブリックにする意味がない。 評価の軸、つまり価値観

大学を終えて、十分大人になってから、学問や研究の基礎をもう一度やってみると、すごく楽しいのではないか。

「大人の科学」って面白いですよね。学校を終えて、十分大人になってから、こういうことをもう一度やってみると、すごく楽しい。生徒だったときの楽しさとはまた別の楽しさがある。 どういうわけか『18歳からの「大人の学び」基礎講座』(北大路書房, 2016)がコンスタントに売れ続けています。この本を出したときは、これはニッチな本なのでたくさんは売れないだろうと思っていたので、意外でした。 考えてみると、この本が売れているのは「大人の科学」的な面白さなのではないだろうかと思いました。