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ファーストコンタクト・ライブラリ

2017年から継続して書いているマガジン「ちはるのファーストコンタクト」からテーマに沿った記事を編集して公開します。テーマは、アドラー心理学、教える技術、おとなの研究生活、そのほ…
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2022年2月の記事一覧

[2月の編集後記] 「遊ぶ・作る・上達する」をスローガンにして

ファーストコンタクト・ライブラリを購読いただき、ありがとうございます。月末はこのように「編集後記」という形で書いています。 今月は、次のような記事を編集して公開しました。 ■2022年2月さて、4月になるとサバティカル期間が始まります。その前の3月は卒業式くらいしか業務はないのでサバティカルの助走期間になりそうです。サバティカルでは「遊ぶ・作る・上達する」をスローガンにして活動したいと思います。 「遊ぶ」では、旅行をしながら旅先でワークショップをしようと思います。「作る

023 [おとなの研究] 研究のための文章を書く方法

研究を進めていくと最後のタスクとして立ちはだかるのが、研究論文を書くということです。論文で使われる文章は実用文と呼ばれる文章です。実用文とは、事実と自分の考えを正確に伝えるための文章です。そのために、文章全体としての一貫性(コヒーレンス)が重要となります。それは書かれた論文が曖昧に解釈されないための技法なのです。 今回は研究を含め、あらゆる活動のアウトプットをするための基礎スキルである「書く技術」について書いていきます。 ・200字くらいでひとつの段落(石)を作る私は20

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022 [アドラー心理学] 早期回想とエピソード分析というアドラー独自の技法

今回は、心理療法としてのアドラー心理学について説明します。アドラーの時代(20世紀初頭)は臨床心理学がやっとその芽を出したところでした。ですので、その技法としてもたくさんのものがあるわけではありませんでした。フロイトの自由連想法や夢分析は、クライエントの無意識を探るための技法として画期的なものでした。 ・アドラーにとっての無意識一方で、アドラーは、無意識も意識も個人として統合されているというモデルをとりましたので、無意識を探るということには重心をおきませんでした。それは無意

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021 [教える技術] 教える人はパイクの「90/20/8の原則」を身につけよう

授業や研修を受け持っている人は、90分をひとつのセッションとしてそれを何コマという形で時間が与えられることが多いでしょう。また、テニスやピアノなどのレッスンをコーチから受けるときは、90分(長いときは120分)をワンセッションとして受けることが多いようです。 このワンセッションの内容をどのように時間を区切って構成するかによって効果的なセッションになるかどうかが決まります。パイクの「90/20/8の原則」はそのための有効な技法です。教える仕事をしている人は身につけておいて損の

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020 [おとなの学び] 先生やコーチについて学ぶときの心がけ

どんなことを学ぶのでも、良い先生やコーチを見つけて、その人から学ぶのが一番の早道です。先生やコーチについて何かを学ぶときには、自分の心がけひとつでそれが有益なものになるか、それともまったく無駄な時間になるかが決まります。 以下の文章では、テニスの例をとって話題をスタートしています。でも、ここに書いたことはテニスに限らず、先生やコーチについて何かを学ぶときに、その時間をいかに有益なものにできるかということに拡張できると思います。ぜひ役立ててください。 ・お金を払えば自分の自

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