022 [アドラー心理学] 早期回想とエピソード分析というアドラー独自の技法
今回は、心理療法としてのアドラー心理学について説明します。アドラーの時代(20世紀初頭)は臨床心理学がやっとその芽を出したところでした。ですので、その技法としてもたくさんのものがあるわけではありませんでした。フロイトの自由連想法や夢分析は、クライエントの無意識を探るための技法として画期的なものでした。
・アドラーにとっての無意識一方で、アドラーは、無意識も意識も個人として統合されているというモデルをとりましたので、無意識を探るということには重心をおきませんでした。それは無意