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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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#オンライン授業

【切抜】オンライン教育では物理的距離ではなく交流距離が重要

2024年4月2日(火) 2020年4月25日 オンライン授業の問題はもともと対面授業の問題であるオンライン授業の問題点として挙げられるものは、もともと対面授業でも問題となっていることです。たとえば、「オンライン授業では学生が何をしているのかわからない。授業を聞かずにネットサーフィンをしていても、誰かとチャットしていても、内職をしていてもわからない」という指摘があります。しかし、それは教室での対面授業でも同じです。むしろ隣の人と私語をして授業の進行を妨げるようなことが起こ

【切抜】在宅勤務の意味は「結果を出す」ということ:オンライン授業も同じ

2024年3月19日(火) 2020年4月17日 緊急事態宣言が全国に出されました。大学では、春学期は完全にオンライン授業です。コロナのピークアウトはまだまだ先になりそうですので、秋学期もオンラインになる可能性も十分あります。そうすると、2020年度は、全国の通学制大学がオンライン大学になった年として記録されるかもしれません。

【切抜】大学はオンライン授業への切り替えができるかどうかを試される

2024年1月9日(火) 2020年3月13日 新型コロナへの対策として、早稲田大学は授業開始を少なくとも2週間遅らせることを決めました。アメリカではオンライン授業に切り替える大学も出ています。 日本では名古屋商科大学で、授業開始を遅らせることなく、学部・大学院ともにオンラインでの「双方向ライブ形式」で実施するとのことです。

【質問】認知スキルの教育/オンライン授業が消えた?

2023年12月7日(木) 質問は「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 質問世界一わかりやすい教える技術を拝読しました。現在、認知スキルのうち、問題解決の方法を職場の後輩に教える立場にいます。問題解決のためのスキーマを獲得してもらうことがゴールだと理解できましたが、著書の中では抽象的な話に留まり、現場でどうすればいいか、具体的なイメージができていません。もう少し踏み込んだ内容が学べる書籍をご紹介いただけないでしょうか。

【雑談】3年間のオンライン授業で何が脱学習されたか

2023年6月18日(日) コロナ禍によりほぼ3年間は対面授業ができずにオンライン授業に転換されました。現在は対面授業がほぼ復活しています。そこで、3年間の授業オンライン化で何が脱学習されたのかということを調べたいですね。もしかすると、何も棄却されていないのではないかと思ったりします。

ハイブリッド型(教室+Zoom)授業はこれからの主流になっていくかもしれない

2022年2月7日(月) 社会情報大学院大学(2022年4月より社会構想大学院大学へ名称変更)の依頼で、インストラクショナルデザインに関する授業を3コマで実施してきました。対象は実務家教員で25人程度の参加がありました。内容は次の3つでした。 (1) インストラクショナルデザインとは何か (2) 1コマの授業設計ワークショップ (3) シラバス検討ワークショップ この授業は高田馬場の教室とZoomを併用してのハイブリッド型でした。直前のお知らせでは「教室に来るのは2人で

一対一の議論ができるのはオンライン開催ならではのメリット

2021年10月18日(月) 日本教育工学会2021年度秋季全国大会が、10月16日(土)〜17日(日)オンラインで開催されました。私は以下のタイトルで発表しました。 向後 千春(2021)授業ビデオにおけるマップ提示と学生参加の効果:パイロットスタディ 日本教育工学会2021年秋季全国大会講演論文集, Pp.107-108 〈あらまし〉大学院修士課程のフルオンデマンド授業において、スライドの代わりにマップを 提示しながらレクチャーをした。また、履修者の一部がZoomに

今週から授業開始:Zoom収録での新しい試み

2021年9月27日(月) 今週から秋学期の授業が実質的にスタートします。担当授業のラインナップは次のようです。 ・インストラクショナルデザイン(通学生) ・インストラクショナルデザイン(eスクール) 100人以上が履修する大規模授業ですので、通学生向けもフルオンデマンドです。初めての試みとして、Zoomによる授業収録には、通学生が少なくとも一回は参加するという形態でやります。eスクール生も(これは任意で)Zoomに参加する回を設けます。 ・データリテラシーII(eス

[m217] 夏休み中に教職員と学生の多くにワクチン接種が完了すれば秋学期の授業はより安全に

2021年7月23日(金) ハローフライデー! 向後です。 大学の職域接種で、大隈ガーデンハウスにてモデルナワクチンを接種してきました。これが1回目で、2回目は1ヶ月後の予定です。接種した当日と翌日は打ったところが硬くなった感じになり、かなり痛みました。3日目からは回復して痛みも引きました。2回目の接種の方がしんどいということなので、打ってから3日間くらいは予定を入れない方がいいですね。 接種会場は普段は生協食堂が入っているところです。学生がたくさん受けに来ていました。

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[m212] Zoom授業もZoomで何かやろうという人にもこの一冊でOK

2021年7月12日(月) ハローマンデー! 向後です。 Zoom授業が普通に行われるようになりました。大学授業だけでなく、学会の大会や研究会などでもZoomは大活躍です。Zoomは、初めての人でもとりあえず使えることが最大のメリットです。 この本はZoomで授業をする人のために、意味のある活性化されたZoom授業をするためにどうしたらいいかということを具体例満載で書いています。 ダン・レヴィ『ハーバード式Zoom授業入門:オンライン学習を効果的に支援するガイド』(青

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[m210] オンライン学習を2年間経験したあとでは以前のやり方には戻れない

2021年7月6日(火) ハローチューズデー! 向後です。 春学期の授業は今週が第13週目ということで、終わりが見えてきました。3、4年生のゼミもまとめの研究発表会が近づいています。 コロナ以前は、4年生の春学期の卒論ゼミは就活のためにほぼ成立していないような状態でした。対面ゼミでしたので、毎回半分以上のゼミ生が欠席だったのです。しかし、今年はZoomでゼミを行なっているため、参加率は半分以上ですし、就活のため欠席してもレコーディングを視聴することで自分で追いつくことが

(138) コロナ2年目のオンライン授業における新しい試み

2021年5月27日(木) ファーストコンタクトの記事には2020年から通し番号をタイトルの前につけています。これは、「一年間に100本の記事を書くぞ」という自分への励みのためという意味合いもあります。ですので、2021年になったらまた(001)から番号をふり直しました。これでしばらく続けていたのですけれども、2020年と2021年のそれぞれ違う記事に同じ番号がつくことになり、識別番号としてはよくないと感じてきました。 そこで、ファーストコンタクトの記事を2020年から連

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(129) コロナ2年目のオンライン授業をどうするか

2021年4月4日(日) 明日から大学の授業がスタートします。1年前を思い返すと、4月はキャンパスもロックアウトされていて、もちろん授業はできませんでした。授業が始まったのは5月の連休のあとでした。そしてすべてオンラインによる授業が始まったのでした。 コロナ2年目です。この一年でオンライン授業はすべての大学で実施されてきました。これからは、文科省の方針のように、できる限り対面授業を増やしていくという方向でいくことになるでしょう。しかし、感染拡大のリスクが容易に減らせないの

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(112) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(3/3)評価モデル

2021年1月31日(日) 前回の記事では、ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台というテーマで、運営におけるモデルについて書きました。今回は最終回として評価のモデルについて書きたいと思います。 これまでの2回の記事は下記からご覧ください。 (007) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(1) (008) ニューノーマルとしてのオンライン授業・研修の土台(2) ・オンライン授業や研修における評価オンライン授業や研修では、公正なテストを実施する

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