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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2022年9月の記事一覧

【ブログ】「遊ぼう!」とは何か:共同体感覚を感じる機会としての合宿

2022年9月30日(金) こんな記事を読みました。 ああ、そうなのね。こうした傾向が徐々に広まっているのか、コロナ禍でそれが急拡大しているのかわかりません。しかし「飲み会、合宿があるゼミは嫌」というのは私にとってなかなか衝撃的です。

【質問】「メタ」とはどういう意味か

2022年9月29日(木) 質問は「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 2018年7月8日 質問言葉について質問です。最近やたらと、メタ認知とかメタなんとかと言う言葉を目にします。いまいち意味がわからないのですが、わかりやすく教えて頂いてもいいでしょうか。

【本】リチャード・セント・ジョン『世界の一流だけが知っている成功するための8つの法則』:成功した人のインタビューからの共通点

2022年9月28日(水) 2018年5月4日 今回はこの本を取り上げます。 成功した人に共通する8つの特徴は以下の通り。 (1) 情熱を注げるものを見つけること それさえ見つければ、「好きなことをやっているだけ」という感覚になる。情熱を注げるものを見つけるにはいくつもの道を探検する必要がある。

【切抜】不幸になると科学的に証明されている5つの行動

2022年9月27日(火) 2018年4月21日 私は、クローズドなSNS(Slackなど)とオープンなSNS(Facebook, Twitterなど)に多くの時間を費やしています。それは、一人では得ることができないさまざまな情報や意見を興味をもって獲得するためです。

【ブログ】サバティカル半年が過ぎて2023年度の計画を立てる

2022年9月26日(月) サバティカルの半分が過ぎようとしています。日本全国いろいろなところに出かけて、いろいろな人に会い、いろいろなことを考えて、リフレッシュできているなあと思います。現時点ではとうてい元の生活に戻れる気がしないです。でも、少しずつ戻していかなくてはならないので、2023年度の計画でも立ててみようかと思います。計画は次の4つにまとめられます。 授業「インストラクショナルデザイン」と「生涯学習と成人教育学」を開発する 早稲田大学エクステンションセンター

【ブログ】医師のための教える技術@岐阜大学医学部:最近はプロジェクターを使わない

2022年9月23日(金・祝) 「医師のための教える技術」を岐阜大学医学部で開催しました。3時間の講座で、対面参加4人、Zoom参加20人のハイフレックス形式でした。参加者はほとんどが医師でした。これはけっこう珍しいパターンです。 活発な質疑応答や議論ができて、久々に頭がフル回転でした。 最近の講演では、スライドはもとより、マップさえ作っていません。ただ、何もないのは心もとないので、ちょこちょこっと書いたメモを持っていきます。これで安心です。

【質問】良い行動を習慣化するにはどうするか

2022年9月22日(木) 2018年5月20日 質問今年こそ英語を勉強しようと思っていましたが、いつの間にか手を付けられず、別のことをしています。続けるコツを以前ツイートされてたと思うのですが、もう一度教えて下さい。

【本】ワインスタインほか『認知心理学者が教える最適の学習法』:効果的な教え方にも応用できる

2022年9月21日(水) ワインスタイン、スメラック、カヴィグリオリ『認知心理学者が教える最適の学習法』(東京書籍, 2022)を読みました。原典は、Understanding How We Learn: A Visual Guide (2019) です。 この本は、どんな方法で勉強すれば効果的かということをエビデンスに基づいて解説しています。私たちは学校に入ってからずっと学び続けています。しかし、効果的な勉強の仕方について教えられることはほとんどありません。そのため、

【切抜】スマホ依存は自制心の発達に影響しない/学習スタイルの合致は問題ではない/イライラを抑える5つの方法

2022年9月20日(火) 2018年4月14日 スマホ依存は自制心の発達に影響しないこのように同一の調査対象者に対して、期間を置いて何度か同じ調査をすることをパネル調査と呼びます。パネル調査でわかることは、長期的な変化であることはもちろんですが、もっと重要なことは、因果関係の方向が特定できることです。

【ブログ】全人的な参加としての仕事:仕事の意味と態度の教育

2022年9月19日(月) アドラー心理学による医療看護系の人材育成というテーマで講演しました。20人の参加者を得て2時間話しました。プロを育て、プロの組織を作るためにアドラー心理学を基礎にすえるのは可能性があるかなと感じました。 インストラクショナルデザインが使えるのは少なくとも学習者が自分で上達しようと決心していることが条件です。しかし現実には、言葉では「上達したいんです、役に立ちたいんです」といいながらも、行動的には抵抗しているケースがあります。

【ブログ】アドラーカフェ:耳、口、頭の楽しい散歩

2022年9月16日(金) 先日の札幌〜富良野遠征のときに「アドラーカフェ」という新しい企画をやってみました。遠征の先々で、午前10〜12時くらいにコーヒーを飲みながらおしゃべりをするという企画です。参加資格は、メンバーシップ参加者あるいはファーストコンタクトマガジン購読者としました。こうすることで、メンバーが増えてくれるかなという期待もあります。

【質問】これまでに学んだことで役立っていること:私の場合

2022年9月15日(木) 2018年4月25日 私の授業で「これまでに学んだことで役立っていることはなんですか」という問いかけをして、受講生に出してもらいました。そうすると案の定、学校で学んだ知識というようなことは出てきません。そうではなくて、サークル活動、ひとり旅、ボランティア、アルバイトというようなことが出てきます。なるほど。 その授業のあと、大福帳で「向後先生が学んだことで役立っていることはなんですか」という質問をもらいました。それに回答するために少し振り返って

【本】外山滋比古『老いの整理学』:足だけでなく五体の散歩をしよう

2022年9月14日(水) 外山滋比古の『思考の整理学』(ちくま学芸文庫, 1986)は超ロングセラーです。私も読みました。 さて、2014年に初版が出た『老いの整理学』(扶桑社BOOKS文庫, 2017)は外山先生が91歳のときの作品です。「どうしたら、おもしろく、いやなことを忘れて老いていけるか」をテーマにした本です。 「五体の散歩」というアイデアがこの本のハイライトです。

【切抜】学位より社内教育/人々との接触が幸福を生み、寿命を延ばす

2022年9月13日(火) 2018年4月7日 学位より社内教育、軸足移す米企業これまで大学側としては「すぐに役に立つ知識はすぐに役に立たなくなる」と言って反論してきた。だから理論的なフレームワークや基本的な思考力こそが大切であるし、それを大学ではトレーニングするのだと主張する。 しかし、理論的なフレームワークや基本的な思考力というのは最もトレーニングが難しい領域であることも確かだ。それらの能力を効果的にトレーニングする方法はいまだに試行錯誤あるいは研究途上の段階にある