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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2022年2月の記事一覧

2年間続いた教える技術オンライン研究会(OGOK)はいったん終了です

2022年2月28日(月) 第6回教える技術オンライン研究会(最終回)を2月27日(日)にZoomで開きました。2021年度はこれで終わりです。4月からは私がサバティカル期間となりますのでいったん終了することにしました。とはいえ、研究会を通じてせっかく知り合いにもなりましたので、Slackにスペースを作って交流を継続していきたいと思っています。 ・2020年度の内容このオンライン研究会は2020年4月からスタートしました。2020年度は全部で10回開催しました。取り上げた

2022年度はFD研修はお休みします

2022年2月25日(金) 2月22日(火)に常葉大学から依頼されたFD研修をZoomで行いました。昨年度もZoomでしたので、2年連続でZoom開催となりました。3月に産業能率大学から依頼されているFD研修で今年度は最後となります。4月からはサバティカルに入りますので、1年間はFD研修はお休みします。 今年度もたくさんのFD研修をしてきました。そのほとんどはZoomによる開催でした。また研修のテーマもオンライン授業の方法について要望されることが多くありました。それに対し

「論文の書き方」からスタートして現場の研究に至る

2022年2月21日(月) 2月20日(日)に、論文の書き方講座をZoomで開催しました。日本アドラー心理学会の企画です。全部で3回で、それぞれ2時間の内容は次のようになっています。3週間後に第2回を開きます。 第1回 自分の実践を研究にする 第2回 データを集める、整理する、表現する 第3回 実践論文としてまとめる 早稲田大学エクステンションセンターの「おとなの研究を始めよう!/ アクションリサーチ入門」が開講人数(11人)に至らずにキャンセルになってしまいましたので

「出張+講演」形式で小さなワークショップをしてZoomハイブリッドで配信する

2022年2月19日(土) 2021年度はオンライン研究会を隔月で2つ開いてきました。アドラー心理学と教える技術の2つの研究会です。隔月で2つですので、毎月どちらかを開いてきました。2022年度は、オンライン研究会をどうしようかなと考えていましたが、すべてをゼロベースで考えてみるという方針を立てましたので、研究会は開かないことにしました。 その代わり、「出張+講演」形式にするのはどうかなと考えています。講演も大規模なものではなく、数人から十数人くらいの小グループ的なものが

お疲れさま2021年度!

2022年2月14日(月) 大学の授業は1月末で終わり、成績もつけ終わりました。このあと3つのFD研修がありますけれども、準備は終わっています。今の気持ちは、「お疲れさま2021年度!」という感じです。 そのあと3月末からサバティカルの1年間が始まります。思い返してみると、2002年9月に早稲田大学人間科学部に着任しましたので、2022年で丸20年になります。一番長く勤めた職場ということになります(その次は富山大学教育学部での13年間)。 2003年4月に開設されたeス

おとなの研究コースを5年間開催して気づいた大学システムの堅牢さ

2022年2月11日(金) 2月5日(土)に第10回おとなの研究会を開きました。これが最終回でした。おとなの研究会は、おとなの研究コースで学んでいる人たちの研究発表の場として開いてきました。おとなの研究コースというのは、現場を持って働いている人が「研究」を始めたらどうなるだろうという意図で開発したものです。 ひとつのシーズンは3ヶ月(2週間x6回)で終了し、全部で次の4シーズンからなっています。 (1) テーマの設定と先行研究の調査 (2) インタビュー調査(質的分析)

ハイブリッド型(教室+Zoom)授業はこれからの主流になっていくかもしれない

2022年2月7日(月) 社会情報大学院大学(2022年4月より社会構想大学院大学へ名称変更)の依頼で、インストラクショナルデザインに関する授業を3コマで実施してきました。対象は実務家教員で25人程度の参加がありました。内容は次の3つでした。 (1) インストラクショナルデザインとは何か (2) 1コマの授業設計ワークショップ (3) シラバス検討ワークショップ この授業は高田馬場の教室とZoomを併用してのハイブリッド型でした。直前のお知らせでは「教室に来るのは2人で

意味のある卒論を書くことはその後の人生の財産になる

2022年2月4日(金) 第6波のピークアウトがいまだ見えないので、来週の函館出張(仙台経由)はキャンセルしました。残念ですが、函館山ライブカメラの画像なんかを見て、心を落ち着かせましょう。 さて、意味のある卒論を書くことは学生にとって財産になると思います。それは、大学院に進学する人はもちろんのこと、学士で就職する人にとっても「研究することのおもしろさ」を一度体験しておくことが、その後の人生で役に立ってくるだろうということです。 意味のある卒論というのは、義務や単位取得