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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2022年1月の記事一覧

017 [教える技術] 対面もオンラインもマイクロフォーマットで授業・研修を組み立てる

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一度ゼロベースにして考えてみる

2022年1月31日(月) 2022年1月の最終日です。予想されていたこととはいえ、コロナ第6波の感染拡大は急激でした(一方で死者数はそれに比較して多くない:下の図)。これによって、2月の第1週に予定していた通学生ゼミ3年生の合宿は中止しました。去年のトレンドを見ると、2月にピークアウトして3月にかけて感染者数が減ってくることが予想されるので、3月の卒業式は無事にできるといいなあと思っています。先週、卒研の最終発表会も無事終わりましたので、通学生9人とeスクール生4人が卒業

リクルーティングビデオの時代と自分に関する情報を制御するスキル

2022年1月28日(金) ここ数日でYouTubeから「College Tennis Recruiting Video」という動画がおすすめされてきました。たとえばこのようなビデオです。 最初は何のことかわからなかったのですが、関連のビデオを何本か見て、これはテニスをやっている高校生が大学の奨学金を得て入学したいと、自分を売り込むためのビデオなんだとわかりました。さらに検索すると、テニスだけでなく、サッカーやバスケットボールなどいろいろなスポーツで、リクルーティングビデ

ゼミ研究発表会を公開制にすることの意味

2022年1月24日(月) 1月22日(土)にeスクールゼミ生と大学院生(修士課程と博士課程)の研究発表会をZoomで開きました。最大で32人の参加者がありました。 こうした研究発表会は春学期と秋学期の最後に公開制で開いています。誰でも聞くことのできる公開制で実施しているのはいくつかのメリットがあるからです。 1つ目のメリットは、ゼミ生自身が自分の研究をとらえなおす機会になることです。毎学期ごとに区切りをつけることで、自分のここまでの努力が可視化されます。さらに、研究の

レクとレグ

2022年1月21日(金) テニスのレッスン動画をYouTubeでよく見ています。その中でもお気に入りなのは、Nikola AracicのIntuitive Tennisです。 その動画の中でNikolaがよくRecreational playerとかRecreational levelと言っているのが気になっていました。レクリエーショナル・プレイヤーというのはレクリエーションとして楽しんでいるプレイヤーのことです。では、レクリエーショナル・プレイヤーではない人はどういう

私の卒論ゼミを一通りトレーニングとして受けてもらいたいと思うこと

2022年1月17日(月) 今週末から来週にかけて、通学ゼミ生とeスクールゼミ生と大学院生の研究発表会を予定しています。対面開催にして、小規模な打ち上げをしようと計画していましたが、おりからの感染者数増加と大学からの要請もあって、全面的にZoom開催としました。残念ですが仕方ないですね。 私のゼミでは、卒論のテーマは割と自由です。直接、インストラクショナルデザインに関係していないテーマでもOKとしています。一方で、研究方法については、テーマに関わらず全員が同じ研究方法を使

おとなの研究コース終了で考えること

2022年1月15日(土) 2月5日(土)に第10回おとなの研究会を開きます。これは2017年12月からスタートしたおとなの研究コースでの成果を発表してもらう機会として開いてきたものです。この研究会は今回で最終回となります。おとなの研究コースには4年間にわたってたくさんの人に参加していただきました。最後は9期生でした。 さて、この4年間で何が達成できたのかというふりかえりと評価を行いたいです。詳しくは最後の研究会でお話ししたいと思っています。評価の視点は、端的にいえば、大

大学教員は平均してどれくらいの博士号取得者を出しているのか

2022年1月10日(月・成人の日) 2021年度の大学院のゼミが終了しました。あとは公開研究発表会を残すだけです。今年度は博士候補者を2人出すことができました。2人とも公開審査会まで終わっていますので、あとは最終承認を待つだけです。これで、累計10人の博士号取得者をゼミから出すことができます。 10人の博士号取得者というのは、日本全体から見てどれくらいなのでしょうか。ちょっと調べてみました。 次の資料によると、2014年の博士課程在学者数は73,704人で、同年の課程

来年度のゼミ志望者が多いのはなぜ?

2022年1月8日(土) 2022年度のゼミを決めるための訪問期間も大詰めです。通学生はすでに定員9人が確定しています。eスクール生は訪問期間がまもなく終わって、希望調査が行われます。ここまでに、eスクール生の面談(Zoomによる)は21人になりました。希望調査はまだですけれども、昨年度に比較すると希望者が大幅に増えるかもしれません。ちなみに昨年度は7人、一昨年度は4人でした。 指導教員がサバティカルをとることがわかっている年は希望者が減るのが普通なので、これはちょっと不

noteのアドラー心理学のコースを値下げして提供します

2022年1月5日(水) 2019年からnoteでアドラー心理学のコースを公開しています。できるだけ多くの人にアドラー心理学を知ってもらいたいので、今回値下げして提供します。アドラー心理学のコースは以下の3つです。 ・アドラー心理学はじめの一歩(3,000円) ・アドラー心理学を実践する(3,000円) ・アドラーオンライン(note版)(3,000円) これらのコースでは私に質問やコメントを送ることができます。もしお試しを読んで気に入ったら購読いただけるとうれしいです

研究のための基礎トレーニング:順番が大切

2022年1月4日(火) 記録によると2015年からマーチンにテニスのコーチを受けているので、2022年で8年目になります。週に2、3回コーチを受けてレッスンをしてきました。最近やっとテニスが楽しくなってきました。楽しくなってくるためにはこれくらいの時間がかかるということですね。週5時間テニスをしているとして、1年で250時間、8年で2,000時間ですか。まだまだ先は長いですね。5,000時間や1万時間の域に達するまでには。 思い返してみると、最初の頃はとにかく強い球を飛

元旦の書初め:2021年のふりかえりと2022年にやりたいこと

2022年1月1日(土) 2022年あけましておめでとうございます。恒例の「今年やりたいこと」を書いてみたいと思います。書初めのようなものですね。 ・2021年のふりかえりまずは、去年やりたかったことのふりかえりから。次の3点でした。 (1) 本をKindleで読むようにする これはあまりできなかったです。本を読むのも、論文を読むのも、まだ紙の方がいいみたいです。スケジュール帳もジャーナルもiPadで電子化に全面移行できたのに、読むのだけはまだ印刷したものの方がいいで