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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2021年10月の記事一覧

005 [おとなの学び] メモとジャーナルから生産ノートへ

私たちは小学生の頃からさまざまなスキルを習得していきます。その中でも、死ぬまで役に立つスキルはなんでしょうか。私は、「話すこと、書くこと」だと思っています。このスキルを実行している人は、いつまでも生き生きとしているように見えます。

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2022年から「ファーストコンタクト」を無料化します

2021年10月31日(日) いつも「ちはるのファーストコンタクト」を講読いただき、ありがとうございます。2022年1月から、このマガジンを無料化しようと考えています。この10月から年金受給者になりましたので、そのお礼という意味あいもあります。 2017年からこれまでに書き溜めてきた記事を編集して、本の一章分くらいの量にまとめたものを週一回公開しています。この「ファーストコンタクト・ライブラリ」は引き続き進めていきますので、ぜひご購読ください(月額300円、初月は無料です

雑談は「計画された偶発性」

2021年10月30日(土) 10月中旬の函館に続き、札幌に出張に行ってきました。飛行機も電車もバスも人が戻っていますね。特に、飛行機は劇的で、行きも帰りもほぼ満席でした。また、いままで全面運休だった、所沢〜羽田空港のリムジンバスも復活しました。コロナの感染者数が低く抑えられているこの状況が少しでも長く続くことを願っています。 出張の目的は研究の打ち合わせがメインです。打ち合わせはZoomでもできることは確認済みですけれども、対面で会う機会はそれ以上の価値を生み出していま

ゼミ訪問・面談はこれからずっとZoomでいいと思う

2021年10月25日(月) 来年度の所属ゼミを決めるためのゼミ訪問の期間が始まりました。まずは通学生、そのあとeスクール生となります。通学生のゼミ訪問・面談はZoomです。現在やろうと思えば対面でもできますけど、Zoomの方が私も学生も楽です。 楽であるだけでなく、対面以上に対話ができます。ですので、コロナが完全におさまったあとでもZoomの利用は続けることになると思います。コロナのために、遠隔会議システムを誰でも使うようになったのは、大きな進歩です。これで、ワンステッ

日曜日の過ごし方/『上手な教え方の教科書』重版出来!

2021年10月24日(日) 日曜日は基本的には何もしない1日にしています。しかし、ただ引きこもるよりは、散歩したり、庭仕事したり(というほどの庭はありませんが)、部屋の片付けをしたりして、少し身体を動かした方ががえってリラックスするような気がします。 さて、『上手な教え方の教科書 ~ 入門インストラクショナルデザイン』(技術評論社, 2015)が増刷になりました。何刷りかは忘れましたけれども(たぶん4刷目)、ロングセラーになってうれしいです。 姉妹編の『世界一わかりや

iPad miniは旅のお供にぴったり/森村誠一『老いる意味』

2021年10月23日(土) 先日の函館出張のときに、手に入れたばかりの iPad mini (2021) を持っていきました。このサイズ感は、旅のお供にぴったりです。私は、iPad Pro 11インチも使っていますけど、11インチだと気軽にカバンから出すという感じではないのです。iPad miniはA5判型のノートサイズなので、取り出しやすいのです。 さらには新幹線のWiFiにつないで、Zoomをすることもできました。もちろん他にお客さんがいる場合は、声を出すのは控えな

広報誌 CAMPUS NOW にオープンカレッジのオンライン講座についての記事が載りました

2021年10月22日(金) 早稲田大学広報誌 CAMPUS NOW No.241(2021年10月号)に、早稲田大学オープンカレッジのオンライン講座についての記事が載りました。2021年8-9月に3回連続でZoomで開催したエクステンションセンターの「アドラー心理学入門講座」が見開き2ページに紹介されています。 この冊子は以下のところからPDFでダウンロードして読むことができます。 この記事は、私のオンライン講座を視聴して原稿にまとめてくれたものです。講座の特徴を端的

ゴッホが「絵はひとはけで描くものだ」の境地に至るまで

2021年10月21日(木) Amazon プライムで「永遠の門 ゴッホの見た未来」を観て、ちょっと感動したこともあって、東京都美術館の「ゴッホ展」に行ってきました。 平日の昼間で、しかも入場時間指定だったので、混んではいないだろうと思っていましたが、かなり混んでいました。東京を舐めてはいけませんね。私が美術館に行くのは、地方都市でのことが多いので、たいていはガラガラの状態で、それが普通のこととして体に染み付いていたみたいです。行列を作って絵を見たのは久しぶりでした。

一対一の議論ができるのはオンライン開催ならではのメリット

2021年10月18日(月) 日本教育工学会2021年度秋季全国大会が、10月16日(土)〜17日(日)オンラインで開催されました。私は以下のタイトルで発表しました。 向後 千春(2021)授業ビデオにおけるマップ提示と学生参加の効果:パイロットスタディ 日本教育工学会2021年秋季全国大会講演論文集, Pp.107-108 〈あらまし〉大学院修士課程のフルオンデマンド授業において、スライドの代わりにマップを 提示しながらレクチャーをした。また、履修者の一部がZoomに

社会人のリカレント学習から人生の意味を考えるきっかけを得る

2021年10月15日(金) 数日前の新聞に、社会人のリカレント学習が盛り上がっているという記事がありました。その中ではとりわけ人工知能やデータサイエンスの内容が人気だということです。こうした内容は自分の仕事に役立つ可能性があるからだそうです。 そう考えると、アクションリサーチの考え方は自分の仕事に役立つという意味では、ここに並べてもいいでしょう。さらに言えば、アクションリサーチによって、自分の仕事の意味を問い直すことができるので、ただ役に立つこと以上のものがあります。

今日は祝日ではありません/楽しくテニスを続けるマインドセット

2021年10月11日(月) カレンダーに「スポーツの日」と書いてあったので、祝日だと思い込んでいたんだけど、スポーツの日はすでに7月にオリンピックに紛れて消費していたらしいです。月曜祝日でも大学はたいてい平常運転なのでさらに気づきにくいです。 さて、スポーツの日(じゃないんだけど)にちなんで、YouTubeのIntuitive Tennisチャンネルから「The Only Mindset You Need to Become a Successful Tennis Pl

(156) アドラーとレヴィンと21世紀のアクションリサーチ

2021年10月10日(日) ここしばらくアクションリサーチについて書いてきました。アクションリサーチの創始者は、クルト・レヴィン(1890-1947)です。アルフレッド・アドラー(1870-1937)はレヴィンよりも20年早く生まれています。2人ともユダヤ人であり、ヨーロッパからアメリカに移ったという共通点があります。 フィールドセオリストとしてのレヴィンとアドラーそれだけではなく、レヴィンとアドラーはそれぞれが打ち立てた独自の心理学において重要な共通点があります。He

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アドバイスは実行してみなければアドバイスのまま

2021年10月8日(金) 相変わらずYouTubeでテニスレッスンの動画をよく見ています。その中では、たくさんのティップスとたくさんのアドバイスが提示されています。毎回それを見ては、なるほどな、と思います。時々はノートにメモすることもあります。 さらには、動画を見ながら、部屋の中でラケットを振って、確認してみたりします。そのために部屋の片隅にラケットを一本常備してあります(笑)。ラケットを振ってみると、そのアドバイスがさらに納得のいくものになったりします。 それでも、

「永遠の門 ゴッホの見た未来」:ゴッホの絵を見るたびに思い出すでしょう

2021年10月4日(月) Amazon プライムで「永遠の門 ゴッホの見た未来」を観ました。Netflixでも見ることができます。この映画自体がゴッホの絵画のように鮮やかでダイナミック。超お勧めです。 この映画を観たおかげで、これからゴッホの絵を見るたびに、これがどんな場所で書かれたのか、そしてどんな生活の状況で描かれたのかを、イメージすることができるでしょう。弟のテオや、友人のゴーギャンのイメージとともに。 どんな作品にも、その人となりがあり、時代と社会的な背景があ