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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2021年4月の記事一覧

(132) 「やさしい心理統計学」の面接授業から考える実習授業の工夫とそのオンライン化

2021年4月27日(火) 放送大学高知学習センターの面接授業で「やさしい心理統計学」を開きました。2日間で90分8コマの授業です。15人が授業に参加して、14人が修了しました。コロナ感染者が拡大する中で、開催することができてよかったです。この授業は、昨年2020年度はコロナのため中止になったものです。 統計学は、心理学をはじめとして、さまざまな学問領域で必要なスキルです。最近ブームになっているデータサイエンスの土台でもあります。その重要さの一方で、学習過程でつまづいて、

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(131) 21世紀に何をどう教えるべきか

2021年4月18日(日) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第7回目です。今回は研究トピックとして「21世紀に何をどう教えるべきか」を取り上げます。最後には、そのレクチャービデオを紹介しています。 ・教育の4つの次元21世紀に何をどう教えるべきかという問題を考えるときに参考になるのが、C. ファデル、M. ビアリック、B. トリリング『21世紀の学習者と教育の4つの次元』(北大路書房,

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(130) 成果を直接的に予測するエンゲージメントという概念

2021年4月8日(木) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第6回目です。今回は研究トピックとして「エンゲージメント」を取り上げます。最後には、そのレクチャービデオを紹介しています。 ・動機づけ研究の流れからのエンゲージメント心理学における動機づけの研究は長い歴史を持っています。それとともに、私たちも動機づけという概念をそれとなく使っています。まず私たちが思い浮かべるのは「やる気」や「意欲

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(129) コロナ2年目のオンライン授業をどうするか

2021年4月4日(日) 明日から大学の授業がスタートします。1年前を思い返すと、4月はキャンパスもロックアウトされていて、もちろん授業はできませんでした。授業が始まったのは5月の連休のあとでした。そしてすべてオンラインによる授業が始まったのでした。 コロナ2年目です。この一年でオンライン授業はすべての大学で実施されてきました。これからは、文科省の方針のように、できる限り対面授業を増やしていくという方向でいくことになるでしょう。しかし、感染拡大のリスクが容易に減らせないの

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(128) 愚直な練習から目的のある「限界的練習」へ

2021年4月1日(木) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第5回目です。今回は研究トピックとして「限界的練習」を取り上げます。最後には、そのレクチャービデオ(22分)を紹介しています。 ・限界的練習/究極の鍛錬とは何か本当に上達するためには、Deliberate Practice(限界的練習)をしなければならない、ということを明らかにしたのが、アンダース・エリクソンの『超一流になるのは才

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