マガジンのカバー画像

ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

(127) 概念/変数/測定法をどう設定するか

2021年3月28日(日) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第4回目です。今回は研究スキルとして「概念/変数/測定をどう設定するか」を取り上げます。 前回の記事「(023) 研究のネタをどう見つけるか:リサーチクエスチョンのICEモデル」では、リサーチクエスチョンをどう設定したらよいかということについて書きました。 リサーチクエスチョンの形は典型的には次のような形式になります。 ・(

有料
100

(126) 研究のネタをどう見つけるか:リサーチクエスチョンのICEモデル

2021年3月24日(木) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第3回目です。今回は研究スキルとして「リサーチクエスチョンのICEモデル〜概念と変数の設定」を取り上げます。 「教える技術オンライン研究会(OGOK)」は2021年度も新シリーズで開催します。興味のある方は、2021年度新メンバーの募集を兼ねた公開研究会(参加無料)にご参加ください。下記の記事から参加登録できます。 ・現場の問

有料
100

(125) 心理的安全性の高い職場にするためにどうすればいいか

2021年3月21日(日) 2020年度の「教える技術オンライン研究会(OGOK)」(全10回)から、研究トピックや研究スキルを紹介するシリーズの第2回目です。今回は「心理的安全性」を取り上げます。 「教える技術オンライン研究会(OGOK)」は2021年度も新シリーズで開催します。興味のある方は、2021年度新メンバーの募集を兼ねた公開研究会(参加無料)にご参加ください。下記の記事から参加登録できます。 ・心理的安全性とは気兼ねなく発言できる雰囲気ここで紹介している心理

有料
100

(124) 授業や研修の中で質問や評価のために使える「ICEモデル」

2021年3月18日(木) 2020年度に「教える技術オンライン研究会(OGOK)」というのを10回にわたって開きました。3月28日(日)が最終回の10回目となります。この回は、2021年度新メンバーの募集を兼ねて公開研究会(参加無料)となっていますので、興味のある方はご参加ください。下記の記事から登録できます。 この研究会では、毎回研究トピックと研究スキルを1つずつ取り上げて紹介と議論をしてきました。 研究トピックというのは、教える技術に関係する研究テーマやトピックで

有料
100

(123) レジリエンス「逆境からの成長」

2021年3月14日(日) 前回「(019) オプティミズム「制御できる」とアドラーの「使用の心理学」」に引き続き、エクステンション講座の内容を振り返っています。今回は、4つのこころの資本の最後として「レジリエンス」を取り上げます。 ・レジリエンスはエフィカシー、ホープ、オプティミズムの上に成立するレジリエンスは、困難や脅威に対してうまく適応できる心理的な能力として広く知られる概念になりました。一般的には、逆境、対立、失敗といったネガティブな出来事が起こってからの立ち直り

有料
100

(122) オプティミズム「制御できる」とアドラーの「使用の心理学」

2021年3月11日(木) 前回「(018) ホープ「この道で行こう」と偽りのホープ」に引き続き、エクステンション講座の内容を振り返っています。今回は、4つのこころの資本の3番目として「オプティミズム」を取り上げます。 ・現実的で柔軟な楽観主義としてのオプティミズムこころの資本でいうところのオプティミズムは、単なる楽観主義、つまりものごとをすべてポジティブに見るということではありません。それは、過去・現在・未来にポジティブでもネガティブでも特定の出来事がなぜ起こるのかを

有料
100

(121) ホープ「この道で行こう」と偽りのホープ

2021年3月7日(日) 前回「(017) エフィカシー:「私はできる」という信念はどう作られるか」に引き続き、エクステンション講座の内容を振り返っています。今回は、4つのこころの資本の2番目として「ホープ」を取り上げます。 ・「この道で行こう」というホープホープとは、自分の目標を達成しようという意志の力を持ち、それを達成するための方法を持っているという信念です。その意味で、単に「希望」と訳してしまうと、漠然としたものとして捉えられてしまいます。私は「この道で行こう」と訳

有料
100

(120) エフィカシー:「私はできる」という信念はどう作られるか

2021年3月4日(木) 前回「(016) 『こころの資本』が書かれたことの意味」に引き続き、エクステンション講座の内容を振り返っています。 ルーサンス他『こころの資本:心理的資本とその展開』(中央経済社, 2020)では、心理的資本を4つの能力として捉えています。それは、Hope(達成への意志と経路)、Efficacy(効力感と自信)、Resilience(立ち直し乗り越える力)、Optimism(現実的で柔軟な楽観主義)です。この4つの頭文字をとって「HERO」とする

有料
100