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ちはるのファーストコンタクト

ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研… もっと読む
毎週月曜と金曜にブログを書いています。それ以外の曜日では、過去記事の切り抜き、質問受け付け、本の紹… もっと詳しく
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2020年5月の記事一覧

(046) レビュー論文の書き方:その一例

『日本労働研究雑誌』から論文執筆を依頼されました。同誌の2020年8月号は特集「学び直し」です。その号に「社会人の学び直し:オンライン教育の実態と課題」というタイトルで16,000字で書きました。 レビュー論文ですので、先行研究を調べます。「学び直し」で研究論文を検索するとたくさんはありません。それでも、コアとなる研究を見つけて、その引用文献を起点にして探し直すと、かなり見つかりました。その多くの論文は普段は私が読むことのないジャーナルに載っていて、とても勉強になりました。

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(045) 自粛の日々になぜか夢をよくみるのは。

緊急事態宣言が解除されても、積極的に外に出ようという気分になれるまでもう少し時間がかかるでしょう。私も髪を切りたいんだけど、なかなか吹っ切れない。 基本的には出不精の部類に入るだろうし、ネットも嫌いじゃないので、外出しない日々も悪くない。ざっと言えば大きな問題はない。何か変わったことがあるかというと、運動不足気味なので、ちょっと寝つきが悪くなった感じがする。だから、できるだけ早くテニスコートが開いて欲しいと願っている。 寝付きが悪くなったのと対応するかもしれないけど、夢を

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(お知らせ) おしゃべり用Slackワークスペースを作りました。

おしゃべり用のSlackスペースを作りました。 いつでも気軽にチャットができます。 ファーストコンタクト購読者であれば、下記のリンクから参加できます。 Slackって何という方も、使っていくうちにわかります。 お気軽にどうぞ。

(044) 学会と研究会は「ライブ」のような位置づけになる

日本教育工学会は年に4回の研究会を日本の各地で開いています。本来であれば函館で開かれるはずだった研究会が、先日Zoomでのオンライン開催になりました。3つのセッションの並行開催で、それぞれ30人前後の参加者がいましたので、普段の研究会よりもにぎわっていたという印象です。 全国大会も研究会もZoomで開催。さらには大学のゼミ、大学院の授業もZoomでやっていますので、オンラインでの作業はもう普通のことになりつつあります。 スターバックスはテイクアウトのみの営業です。テイクア

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(043) オンラインコースのサイクルの回し方がわかってきた。

4月からオンラインでの講座や研究会を徐々にスタートさせてきました。また、5月からは大学のオンライン授業が本格的にスタートしました。 ・オンラインコースもロケットモデルでよいまだいろいろ試している段階ではありますけど、オンラインコースのサイクルの回し方がわかってきました。オンラインコースでも対面授業でもどちらも「ロケットモデル」でいいということです。 ロケットモデルの中心は「リソース→活動→フィードバック」の部分です。これをオンラインコースで回していくということです。 ・

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(042) オンラインレクチャーするのが気が重いあなたへ。

大学のオンライン授業がスタートして1週間が過ぎようとしています。この年度から新たに使われることになったWaseda Moodleも大きなトラブルは出ていないようで、よかったです。 私は基本的にレクチャービデオは収録して配信する派ですけど、ZoomやWebexを使ってリアルタイムでレクチャーを配信する派の先生もいるでしょう。その時にどうも話が乗らないと感じることもあります。 それは、受講生がみんな音声をミュートしていて、反応がまったく伝わってこないということに原因があります

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(041) ポストコロナの学会は対面とオンラインのブレンドになると思う。

マシュマロ経由で次のような質問をいただきました。 [Q] こんにちは。例年秋に参加者120人程度の規模で勉強会を企画している者です。今年は例年のような開催はきびしそうなので、オンライン開催を考えています。1演者60分〜90分程度の講義を4つ程度で企画することが多いのですが、どういった形で考えれば良いでしょうか。初めての試みで、何から手をつけて良いか迷っています。何か初心者向けのご助言があれば、教えていただきたいです。よろしくお願いします。なお、演者と題目は既にほぼ決まってい

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(040) 国立情報学研究所主催のサイバーシンポジウムでオンラインコースの作り方について話題提供しました。

国立情報学研究所主催の「4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム」というのに出て、オンラインコースの作り方について話題提供しました。オンライン環境はWebexでした。 1,300人くらいが視聴していると表示されるのですけど、オンラインですと、そんな実感もないですね。 Slackでの質問は2人のみ。すぐに回答しました。これならビデオ収録したのを流すのでよかったかもと、一瞬思いました。しかし、リアルタイムでしゃべるからこれだけの人数の人が聞いてくれるの

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(039) 日々のルーチンを確立する。

自宅待機、リモートワークは長引いています。授業をしたり、ゼミをしたり、会議に出たり、研究会に参加したり、出張して講演したりといったイベントが日々のアクセントになり、リズムを作っていたということがわかりました。こういうリズムがないと、曜日の感覚が無くなるのですね。 曜日の感覚がないままにグダクダと1日を過ごしてしまうことも多くなってきました。これはいかん。日々のルーチンワークを確立せねば。 ということで、時計にシールを貼りました。 朝食を食べてから10時くらいまでは、メー

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(038) オンライン研修・講演の3つのメリットがその定着を促進する。

前回の記事では、みんなが「ZoomでOK!」になったらオンライン研修・講演の市場が成立する! ということを書きました。 もしコロナの影響が短期的なものであるなら、元どおり対面の研修に戻るということもあるでしょう。しかし、「新型コロナの収束シナリオとその後の世界(3)収束まで「3年から5年」が現実か」という予測もあります。これが年単位で影響するのであれば、オンライン研修や講演は十分根付く可能性があります。 さらに言えば、オンライン研修・講演は、対面のそれに比較しても十分なメ

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