2019年10月の記事一覧
【本】アンドレアス・シュライヒャー『教育のワールドクラス』:PISAとPIAACのエビデンスからの教育政策への示唆
木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、アンドレアス・シュライヒャー『教育のワールドクラス』(明石書店, 2019)を取り上げます。 ■要約教育政策に科学研究の厳密さを導入したらどうかという考えからスタートしたPISA(OECD生徒の学習到達度調査)は、その調査結果から次のような9つの問いに答えを出している。 (1) 貧しい子どもは成績が悪い。これは運命なのか。→否。社会集団の良し悪しがそのまま学校の成績や日常生活に結びつくことはない。 (2) 移民は学校システ
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