もう動物は飼わないと決めていたけれど③
飼い始めた当初、猫トイレは部屋に置くのに抵抗があって外に置いておいた。時間を見計らって「トイレしておいで」と戸を開けて外に出す毎日。
ミケちゃんにとってはそんな気分じゃない時だって当然あってそんな時は逃げる。と言っても何事も静かにゆったりしてるのですぐ捕まる。
その時発する声が「にゃー」でも「フー
」でも「シャー」でもなく「きゃぁぁ〜」だった。決まって「きゃぁぁ〜」
やっと安住の快適屋内からまたストリートに戻らされる恐怖?抵抗?何だったのだろう。
その後無事完全室内に移行してからはその声は発しなくなった。
その当時の普通の鳴き声も今と違った。
低く小さなかすれ声。緊張して強張っていたんだなぁ。必死に馴染もうとして日々過ごしていたのだろう。あの当時の遠慮がちの鳴き声をたまに思い出す。
完全室内飼いにすると決めた前日、いつものようにトイレに出したらそのまま一晩帰って来なかった。心配はしたけれどきっと戻ってくると言う確信はあった。
翌朝ちゃんと戻ってきてそれからは外に出しても庭からは一歩も出なくなった。
きっと何ヶ月か過ごした空き地に、あるいは元の飼い主のところに挨拶しに行ったのだと思っている。
続きます。
写真は必死に餌に食らいついたいた時のミケちゃん。痩せている。
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