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23/09/12

美味しいご飯が食べたい。

とんかつが好きだ、牛丼が好きだ、ステーキが好きだ。
もちろん、こういう物達は美味しい。大好きだ。

ピルや精神科の薬を飲み始めて体調は良くなった。しかし、以前からあった『食』への感情はどこか霧がかかったまま。

実家が最近断捨離をした。
母の持つ捨てる袋を除いたとき、星形のガラス容器が見えた。

幼稚園から小学校にかけて(後に父と、娘である私が主張の違いでぶつかるのだが)、父がまだ目が見えて、私ともまだ何もなかった頃、月に何度か家族でハンバーグやオムライス、餃子を作っていた。
両親と具材をこねて、味を整え、あとは各々ハンバーグなら好きな形にしたり、オムライスならケチャップで絵を描いたりした。
前述した星形のガラス容器などハンバーグ作りに必須で、肉を詰め、焼いては妹と競って食べていた。
子供にとって、こういう物は嬉しい。

星形のガラス容器も捨ててしまって、父の目も見えなくなって、もうあの頃には戻れないけれど、私はまた美味しいものが食べたいな、と思った。
まとめると、ご飯が美味しいと思ったんだよ、ってこと。軽躁か?

馬の走る速度で人生を歩みたいですね。あ、競馬はやりませんが。

おわり

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