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藍羽放浪記・・・ミルティノ地方編#4

カジッチュを仲間にした僕らは次の街に来ていた。

この街では昔に縁があったポケモンと再会できるらしい。

僕は今回のミルティノバトルフェスタで一緒に戦いたい「仲間」がいた。

「これが転送装置かぁ…」

ポケモンセンターにあるその大きな機械はテーブルの上におわん型のノズルが付いていて、どうやらボールごとそこにポケモンが転送されてくるらしい。

僕は思いを込めて転送装置に付いているタッチディスプレイに手をかざす。

すると機械が大きな音を立てて動き出した!

ガタガタガタ.…

…シュッ

目を開けるとおわん型のノズルの上にボールが現れる。後ろで見ていたツタージャは、機会の大きな音に驚いて僕の足の後ろに隠れてしまっていた。

僕はそのボールを手に取る。

…確かに感じる。剣と盾の時代に共に戦った︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎︎︎もう1人の相棒"︎︎

「ねぇツタージャ?僕はね。この子と共に昔戦っていたことがあるんだ。」

「…ジャ?」

「この子はゴリランダー。大きくて優しくて、とっても強い僕のお友達だよ。仲良くしてくれる?」

 (.…コクン)

ツタージャは少し悩む様子を見せたが、僕の大切な仲間だということが分かったようで快く受け入れてくれた。

こうして僕は何度か昔の仲間を呼び寄せた。

僕は「くさタイプ」のみのバトルは初めてでは無い。
あの時の悔しかった思い出や手に汗握るバトルの情景を次々と甦らせて、呼ぶ。
一通り呼び終わった僕はかつての仲間達に呟いた。

「みんな、また力を貸してね。」

彼らは僕の呟きに呼応するように、ボールの中から返事をしてくれているような気がした。

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