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未来を切り開く「鍵」は別居母の時代

昨夏予言していたとおりに進んでいるように思う

別居母が,取材となって発信されていく記事が続く

楽しみにしていた月刊誌の記事も,別居母が3人も登場する

悲痛な側面だけではなく,背景にある社会問題もさながら,母としての愛情あふれる覚悟だって考えさせられていく

別居母たちの音声発信も続く

愛情の形の学びを得られる

そして,知る 共同養育じゃ足りないという致命的欠陥

単独親権制である限り,論理的には親子断絶が合理的であるということを最近痛感させられていく

任意の共同養育では,万が一のリスクに対応できないのである

共同養育の理念を理解し,推奨して,実行していた親が,親子断絶の被害に遭うケースを続けて耳にしている

寛容な親を守る制度=共同親権制

フレンドリーペアレントルールそれ一つだけで答えを出すことは,継続性の原則それだけによる結論が不合理であることと同じように,不合理な場合がありうることを否定しないが,少なくとも,最低限,誠実に寛容な親が,親として否定されたり,養育環境から排斥されることがない制度を構築しなければならない

安心して子育てができなくなってしまう

子育ては当然悲喜こもごも含むものであり,機械的にオムツを替える作業だけ,というものでもない

成長とともに,社会規範を正しく身に着けることだって大切で,親であれば,思い悩むこともあるものだろう

安心した子育てができなければ,しつけをしなければならない親が怯んでしまう

子どものご機嫌をうかがってばかりで,適切に叱ることができなくなれば,そのしわ寄せは,その親だけに限らない(躾と呼びながらの虐待はご法度)

社会ルールを身に着けないまま成長していく子どもたちに迷惑を被るのは社会そのもの

非行や犯罪を引き起こしては,治安だって悪化するだろう

嘘をついてはいけない,といった基本的なルールだって未熟な子どもたちは,都合のいい理想的な希望を語ることとの区別がつかなくて,真実を真実として客観的に語るというのも技術的に難しい中,素直な気持ちを述べることも起こり得るのである

非現実的な夢との違いはあやふやで,それが事実に異なるからといって嘘つきとして断罪して解決するものでもなく,それは,育くんでいくべきスキルだったりする

パパとママが大好きだからこそ,板挟みになって,ウソをつくようになっていく例も見られたりする

子どもを責めることはできない

嘘をつかなくてもいい環境整備が望まれるのであり,それがまさに共同親権制である


共同親権論の当事者は誰か?

連れ去られて,わが子に会えなくなった別居親だけなのか?

連れ去り規制が発動する運用に改められても,過去の連れ去りについて断罪されることはないだろう

会いたいならば,面会交流アクションであり,別居親の取り組みは面会交流拡充に集約されていく

しかし,単独親権制である限り,親子断絶こそが論理的な筋のある選択なので,これを改める必要があるとなると,共同親権制への法改正を求めることになる

かといって,すでにわが子が成年に達しているような場合にはそもそも親権に服することがなくなるので,実は関係がない

あくまでも次世代のための法整備かもしれない

今,個別の案件を抱える方にとっては,法改正の恩恵を享受する可能性はあるし,しかし間に合わない可能性もある

そうすると,実は,関心を持つべき当事者が潜在していることに気づく

子育て世代全般,あるいはこれから結婚しようという若者,その世代の親・祖父母たち

みんなの問題だ

華やかな披露宴においてはなかなか想像しにくいが,絶対に離婚しないと言い切れるようなことはあり得ない

晴れやかな結婚式を開催して祝福されたカップルの少なくない数の離婚がある

そして,多くは親子の別れも経験も起こり得てしまう

どんな制度なら安心して子育てできますか?

いつ裏切られて不利になるかもわからない単独親権制での共同養育は無理があり,だからといって筋どおり親子断絶してしまえば,さらに困窮リスクが高く,痛ましい

安心して共同養育できるために共同親権制

連れ去りも抑止されると期待できるが,連れ去り規制が共同親権制の本質であって目的ではないことに注意しつつ,共同養育が実現されれば,過去,連れ去られたことの傷もある程度癒えるという声を実際に聞く(しかし,緩和するには,相当の親子交流の実現を要するし,かといって,完全に癒えるとも限らないのだから,そもそも連れ去りはあってはならないだろう)

連れ去らないと連れ去られてしまうような状況を放置しているのも単独親権制による

かといって,連れ去りを不問にするのはあまりにも引き離された親子の犠牲が痛ましい

たくましくも明るく行動していく別居母が共同親権制へと時代を切り拓いていく

もちろん,別居親の立場に立たされる多くはお父さんであり,千載一遇のチャンスたる法制審議会での検討というステージまで突き進んでいる

千載一遇のチャンスを活かそう

共同親権へ

もちろん,万能薬とも思わない

大切なのは法制度が変わったあとの,個別の取り組みでもあり,担い手の法曹の意識も細やかに変わっていくよう徹底しなければならないだろう

それでも,まずは,大きな一歩を踏み出すときなのだ

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