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素読のススメ!附則19条「政府は、施行日までに、父母が協議上の離婚をする場合における新民法第八百十九条第一項の規定による親権者の定めが父母の双方の真意に出たものであることを確認するための措置について検討を加え、その結果に基づいて必要な法制上の措置その他の措置を講ずるものとする。」

とらこと共同親権が交錯する

予約投稿しながら、素読のススメをしているのだった

憲法も素読した方がいい

私は、司法試験受験生中の一時期、毎日朝晩と暗唱していたこともあった
(その一発芸は今は失われた)

憲法13条
すべて国民は、個人として尊重される。 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

憲法14条第1項
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。



個人の尊厳

である

新民法のことを確認しているのだった

附則第十九条
政府は、施行日までに、父母が協議上の離婚をする場合における新民法第八百十九条第一項の規定による親権者の定めが父母の双方の真意に出たものであることを確認するための措置について検討を加え、その結果に基づいて必要な法制上の措置その他の措置を講ずるものとする。

協議離婚自体を見直せばいいのにね

実はチェック式程度のことともきく

真意とは?

前提としては、まず、その判断をするときに、どういう選択肢があり、それぞれどういう意味をなし、メリット・デメリット、今後想定されうるリスクとその回避について、正しく知ること、そのための情報提供を要することとなる

それって

親講座じゃん

親ガイダンスでもなんでもいい

無駄に不安をあおられる情報だけではなく、正しく知ること

協議離婚にあたって、双方親権と単独親権の親権者指定の両方の選択肢があるということ

婚姻中は双方親権(新民法818条2項)なので、要は、離婚したときに、あえて指定をせず、そのまま双方親権か、父母の一方に指定をするか、というわけである

しかも、親権者指定をしなくても、そのことはこれからも話し合っていく、とすることで、先に離婚を成立させることもできてしまう

その上で、協議離婚は、いままでとおり離婚届を作成し、提出するわけだけど、夫婦双方が署名し、2名の証人の署名ももらって、基本的には、それが合意に基づく届け出であることは前提とされる

その際、今までは、父の親権に服する子、母の親権に服する子という欄にそれぞれ子の氏名を記載することとなっていた

双方親権の場合の記載はまだ不明だけど、さらに、これとは別に、調停や審判の申立をしているので、親権者の指定保留(単独とも双方とも決めない)、という離婚が可能になっていく

親権者の定め自体は裁判手続を経て、調停ならば合意だし、審判の方法で決めていくことになるから、先に離婚ができるというのは、それだけで、父母の高葛藤化を回避することができる

もちろん、双方親権の選択肢があるとはいえ、婚姻中は双方親権との保障(新民法818条2項の明記とともに、親権停止などの例外はあるので、婚姻中は原則共同親権となっている)と違い、離婚すると単独親権となり、しかも、それが、どっちが指定されるかの不安もある点で、やっぱり、離婚自体を慎重にしようという動きはありうる

とはいえ、親権や監護に関する取り決めと切り離して、離婚ができると、まずは、婚費という片面的な負担が解消されるし、財産分与による清算も早期に実現することのメリットがある

離婚後というのが紛争解消状態として交流頻度等が拡充する現象が確認できることから、速やかにそうした状態を実現することは、父母の高葛藤化を回避するのに大変有用と思われる

これが、共同親権民法改正のヒミツである

本当によくできているので、たくさん素読して、理解を深め、使いこなせるようにすると不安を解消できると思う

そもそもは、離婚ではなく、結婚する段階で家族観などをしっかり話し合っておくことが当然大切になっていく

共同親権になったことで、結婚しない、子どもを産まないと宣言するようなことがあるらしいけど、単独親権制下においても、結婚してはいけないタイプである

これが、混在した状態での結婚市場は大変危険だったというわけである

これが淘汰されることで、安心して結婚を選択できるともいえる

共同親権を理解する女性だって実は多い

女性だからといってバカにしないでほしい

賢い女性は、共同親権民法の下、愛のある家族関係を結び子を授かっていくことだろう

愛のある親子関係が連鎖することで、豊かにもなっていく

とらこみたいに、やっと、戦後の復興が始まるのである

あとはモラハラ対策

そしてまだ終わっていない差別と闘う


わが子のために差別との闘いに立ち上がる親の子育てを応援しよう



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