見出し画像

[エッセイ]子供の事件を未然に防ぎたい

「私さ、誘拐未遂にあったことあるんだよ」

と、友、衝撃の告白
もう50年前の話です


夕暮れ、友人と一緒の帰り道

若い男性が寄ってきて
「うさぎ見に行こう」と声をかけてきました

小学校低学年の女の子に、うさぎは魅力的
早速、男について行きました

しかし、少し離れたバス停の前を通りかかった時、
ちょうど降りてきた友達のお父さんに、声をかけられます

「もう遅いから、お家に帰ろう」


困って、男の方を見ると、姿がない!

「もう、うさぎ見たかったのに、◯◯ちゃんのお父さん、なんて事してくれるんだ」

でも、仕方ないので、渋々、友人の父と一緒に帰りました

ところが戻ってみると、家の周りは大騒ぎに
ご近所さん達が、2人を探してくれていたのです

事の重大さを、2人が理解できたのは、しばらく経ってから
ゾッとしたよね?

良かったねぇ、大事にならなくて


それにしても、昭和のお父さんって、そこまで子供の友達とそんなフレンドリーだったかしら?

学校の集まりは、実質、お母さんばかり

それでも、きちんと、父親たちは子供の友達、
把握していたというからびっくりです

そういえば、当時は、友達の家、渡り歩いていたし、
挨拶も厳しく躾けられました

自然と顔見知りになっていたんですね


ところが、今、小学生とエレベーターで一緒になると、
急に緊張しだす子が、たまにいます

おじさんならともかく、買い物袋持ったおばさんでも(笑)

どうやら、知らない大人と話したらダメよ
と、言われているみたいです

ネットの記事にも、友達の家の行き来も禁止しているご家庭があるとか・・


色んな人がいるから、致し方ないのかな
世知辛い世の中になってしまいましたね

でも、家族だけで子供を守ろうとしたら、限度もあります

そんな時、この連れ去り事件の事を思い出します

まあ信用のおける大人と繋がっておくのも良いのかなって
せめて挨拶ぐらい、許容範囲(?)になると良いなぁと思うのです


さて夏休み
どうか健やかでありますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?