私の税理士事務所敗戦記 EPISODE6
前回は思いっきりネガティブのことを書いたので、
今回からはポジティブなことを書こうと思います。
もしも、今新たに独立開業するとしたらどうするか?
ということをテーマで書こうと思います。
具体的な方法論は色々あると思いますが、
まずは、正しい選択と正しい努力することが大事だと思います。
一番まずいのは、間違った選択で、
必死に努力して消耗することだと思います。
まず正しい方向を知ることが肝要です。
そのためには、自分に向いてることを知ることが必要だと思います。
Episode1では、独立税理士の形態を6種類にタイプ分けしました。
1経営者型
2専門家型
3工場長型
4バランス型
5ひとり社長型
6 パラレル型
今回は、別の切り口で分類してみたいと思います。
もとになっているのは
ウエルスダイナミクスという起業家を8種類にタイプ分けする方法です。
前回書いたように、一時期セミナージプシーとなり数百万円の受講料を支払いましたが、
このウエルスダイナミクスについてはセミナーを受講していません。
1500円の書籍と、ホームページにあるテストを受けただけです。
本質的に優れていて自分にあっているものは、書籍からだけでも大きな気付きを得られるということが分かりました。
苦しい時のわたしの大きな救いとなったもののひとつがこのウエルスダイナミクスです。
私なりの解釈では、
顧客との距離感の軸と商品との距離感の軸で作るマトリックスなのかなと考えています。
自分に当てはまる領域で仕事をすると、フロー状態に入りやすく飽きません。
EPIDODE1で書いたように
成果=才能×時間×熱量
と考えています。
フロー状態とは時間を忘れて没頭している状態なので
フロー状態に入りやすい仕事をすると成果が出ます。
顧客との距離感の軸は、最も居心地の良い顧客との距離感です。
1顧客密着
2顧客と程よい距離感
3顧客と全く会わない
2のひとは、ネットでの交流くらいがちょうど良い距離感かも知れません。
商品との距離感は
Aオリジナル商品が好き
B信頼できるひとや、会社がつくった商品が好き
C商品は何でも良い
投資家は,株でも金でも通貨でも不動産でも商品自体に
思い入れはないのでCタイプだと思います。
ざっくりこんな感じです。
私は2Aになります。ウエルスダイナミクスだとクリエイタータイプです。
現在は、自分が作ったオリジナルソフトを、ネット経由で提供して、
たまに会員さんと交流するくらいが一番居心地が良いので上手く行ってるのだと思います。
だから他人の作った商品や、セミナーコンテンツではフロー状態に入れませんし。
濃密なコミュニティも苦手です。
私も属しているキャッシュフローコーチとして活躍しているひとは1Bなんだろうなと思います。
尊敬できる師匠のコンテンツと信頼できる仲間とのコミュニティ。
熱心なTKC会員さんも同様でしょう。
税理士やコンサルタントで、この1Bタイプのひとはやり甲斐を感じやすいので向いていると思います。
1Aのひとは、オリジナルコンテンツを持つセミナー講師のひと。ひととの距離が近いのでファンクラブ的なコミュニティを作るのも好きです。
私もセミナーをやりますが、セミナーコンテンツを創るのは好きですが、滑舌が悪いのでひと前で話すことはそんなに好きではありません。
エスキモーに冷蔵庫を売れるような根っからの営業マンは1Cでしよう。
また会社を商品として見ることができるのでM&Aも得意かもしれません。
3の軸でいくと、3Aの人と会わずオリジナル商品が好きなひとは、生粋の職人さんです。
ひとの評価はあまり気にならない、とにかく自分のこだわりが一番大事なので商売的には成功しにくいかもしれません。
経営者として組織をつくって一番スケールしやすいのは、3Bか3Cタイプではないかと思います。
自分は直接現場にタッチせず、経営者に徹することができます。仕事は仕組みづくりです。
3Bのひとが最も経営者にむいてそうです。
3Cのひとは、顧客にも商品にもこだわりがなく最も客観的な視野を持つので投資家向きです。
2Bのひとも面白くて商品にこだわりがなく、人との距離感も程良いので変幻自在の自由人です。
こんな風に、まず自分のタイプが分かると、何で今、上手く行かないんだろうとか、しんどいのだろうと迷ったときに原因を知る手段となります。
その原因は、自分に向いてないことをやっているからかもしれません。
これから事業を始めるひとも自分のタイプが分かっていれば、
正しい選択をする可能性が高まり、正しい方向に集中して努力できるのではないかと思います。
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