授業改革案~子どもの集中力は15分くらいしか持たない~

たまには洋楽ではなく、
本業で書こうと思います(笑)。

He is god.


タイトルを見て「?」と思いましたか?

勉強の集中力は“15分”が限界? 脳科学の専門家に聞く「集中」のコツ|学習と健康・成長|朝日新聞EduA (asahi.com)

元はこの記事なのですが、
実際に授業をしていても


「たしかに…」と思います。

あくまでも個人的な感覚ではありますが、
グラフにすると以下のようになります
(私の技量不足も当然ありますが…笑)。

だいたいこんな感じ…? *時間は分です


最後の10分で盛り返すのは、

「もうちょっとで終わるから
踏ん張ろうとするから」

「グループワークで話し合っているから」


など様々な理由がありますが、
何かと頑張っている場面が多いです。


では、子どもたちが50分間(小学校なら45分間)

集中して授業に取り組むにはどうすれば
いいのでしょうか。


今日はその話がメインとなります。
学習指導案では、「導入」「展開」
「まとめ」の順で書くことがほとんどなので、それに沿って書いていきます。


連続テレビ小説のテロップ風にしてみた
流行ってるんですか?笑


1.「導入」は面白くてなんぼ


科目にもよるかもしれませんが、ここが躓けば
授業が子どもたちがついてこないです。

今回の授業に関わりのあるできるだけ面白い
内容にすることが何よりも大切になります。

実際に使った題材↓↓↓

中学校1年地理・乾燥帯の暮らし
- ラクダレースの動画 -
*画像ですみません…
中学校2年地理・自然災害
- 地震の揺れを感じたらシェルターになる
ベッドの動画 -
*これも画像ですみません…
中学校3年歴史・GHQの占領政策 - クイズ問題 -


ここでは、生徒がパッと見て、 

「なんやこれ!?」
「なんやったっけなあ~?」

と興味関心を引かせることが大切になります。

最初が面白くないドラマなんて続けて
見ようって思いにくいですしね。


また、2つ目の動画だと、
「Tik Tokで見たことある!」
一部の子どもたちが反応していたので、
この世で最も無駄な時間と言われるショート
動画の閲覧も役に立つことはあるんだなとは
思いました笑笑。


しかし、
導入にかけていい時間は5分くらいなので、
時間がかかりすぎるものは避けましょう。

バレーボールで42 - 41… 長すぎん??笑

2. 「展開」でやること


ここは、単元で必ず抑えなければならない
ところを終わらせましょう。


(教科書の太字のところだったり)


面白い導入で入ることができたとしても
子どもたちの集中力はやはり持ちません。


集中力があるうちにさっさと終わらせます。


ただ、子どもたちの思考停止状態が続かない
ようにペアワークを取り入れたり、工夫する
必要はあります。 

とうとう世界ランク3位やで…

3.展開はそんな上手いこといかんのよ


前章を読んでいると、「15分くらいで大事な
ところ終わらせたらいいんだ」と思った人も
いるかもしれません。


単元によりますが、
基本的には15分で終わりません。


めちゃくちゃ残ることはあまりありませんが、微妙に残ることが多いです。


「でも、子どもたちの集中力はそれ以上
持たないでしょう?」


という問題と直面するため、
この集中力が持つ15分を上手く分散させる
ことが必要になります。


その名も

「授業前編後半分割論」


(名前は適当なので気にしないでください笑)
(名探偵コナンのアニメのタイトルをイメージしてください笑)


表にするとこんな感じ


近年、主体的・対話的で深い学びを伴った
授業をしましょうということでグループワークや
ペアワークを行うことが多いですが、
特にグループワークに関しては、後ろに回しています。


これは、集中力といっても「聞く集中力」
後半だと持たないのであって、



「考える集中力」「話す集中力」
後半でも可能であると考えているためです。


どうしても、科目によっては教える側が話さないと
いけない場面があります。そこは、
「聞く集中力」がある前半に使いましょう。


また、先に重要事項を抑えることは、
時間が押してしまった場合のカバーができる
ことにも効果があります。


仮にグループワークを中盤に入れてしまうと、



・議論が白熱して収集がつけにくい
・あまり盛り上がらない
・生徒の回答が予想していたこととは
    違うことがかえってきた



などグループワークでよくあることが
起こったときに時間に追われてしまい、
本来やらなければならなかったことが
できなくなります。


そのために後半にいれています。


このように授業を行えば、少なくとも生徒が
50分間の中でのメリハリがある形で学習に
取り組むことが可能になります。

かっけえ…

4.最後に


長々と書きましたが、私の考える授業案にも
当然いくつか問題点はあります。


・教える側が話す時間を削りすぎて大丈夫か

・導入ネタに重点がかかりすぎた授業構成に
    なっていないか

など…


完璧な授業というものはこの世には存在しない
わけではありますが、これからもどんな実践
方法があるのか探していきたいと思います。



ほな、また

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