THE DOGHOUSE MANIA #9

いつも「女王さまと犬」を読んでくれてありがとうございます。
久しぶりのドッグハウスマニア！

今回は以前にもやった「じょおいぬが出来るまで」です。

これですね。この時は紙とペンで描いていました。
今は全部パソコンで描いています。
今回はその様子も含めて「お話がひとつ出来るまで」を紹介したいと思います。

最後に全部まとめた動画があります！
こちらは有料となりますので、より楽しみたいひと向けだよ！

※ご注意※

今回のメイキングは「ep.116 ゴミの話」です。
この記事の公開時点では未公開なのでネタバレになるよ！
先に漫画を読みたいひとは116話が公開されてから読んでね。
（9月15日公開予定）

1. お話を選ぶ

まずはお話を選びます。
じょおいぬは「限りなくノンフィクションに近いフィクション」なので
基本的に事実を漫画にしています。

普段から「これは漫画になりそうだな。」と思ったらスマホにメモしているので、その中から漫画にするエピソードを選びます。

2. 構成を考える

エピソードが決まったらまずソフトを立ち上げます。
漫画を描くのに使っているソフトは「CLIP STUDIO PAINT」です。

なんと「漫画を描くためのソフト」で、とても人気があります。
そんなものがあるなんて知りませんでした。

このドッグハウスマニアの売り上げやいただいたサポートで
ペンタブレットを購入したら付属してきました。

このようにワクセンを引いて保存してあります。
（下描きや文字用のレイヤーも作っておきます）

この画面をじっと見て漫画の構成を考えます。
まだ何も描かれていない12個の四角を見ていると
ミワユータ（女王さま）とこふじ（犬）の動きがぼんやりと見えてきます。

3. ネーム

「ネーム」といわれるものを描きます。
下描きの下描き、漫画の設計図のようなものです。

現在のじょおいぬは12コマ漫画なので
選んだお話を12コマにおさまるようにしないといけません。

これがネームです。お話を12コマにおさめてあります。
描きはじめてからコマが足りなかったり余ったりするので
調整しながら描きます。セリフもこの段階で決まります。

4. 下描き

ネームを元に下描きをしていきます。

このソフトには「ねりけし」があります。すごい！
ねりけしを使うと、線をうっすら消すことができるので
ネームの線をちょっと消してから下描きに進みます。

このように下描きをしていきます。
この段階で登場人物の表情やポーズを決めます。

5. ペン入れ

デジタルの場合でもペン入れというのかわかりませんが
下描きをメインの線で清書していきます。

まずはフキダシとセリフからなぞっていきます。
「手ブレ補正」という、線がブレにくくなる機能があるんですが
文字を書くときにはオフにしてます。

じょおいぬのセリフはフォントではなく手書きなので
自分（こふじ）の筆跡をなるべくそのまま出したいと思っているからです。

さあ他の部分もペン入れしていきます。
ちなみに上の画像のように、イスに座っているシーンを描くとき
下描きの段階では体も描いてます。すけすけな感じ。

6. 仕上げ

髪の毛に斜線をいれたり、背景や影を入れたりして仕上げていきます。
じょおいぬ名物の「衣装クイズ」もこのときに描きます。

そして細かい修正をしたら完成！という流れになっております！！
紹介するのも意外と大変！！

今回は全行程を録画していたんですが、構成を考えるところから完成まで
だいたい3時間ほどかかっていました。短いのか長いのかはわかりません。

7. まとめ

改めて解説してみるとけっこうちゃんと描いてるなあと思いました。
キャラクターをもっとかわいく描きたいとか、状況を細かく伝えたいとか
考えるほどに画力も上がってきた気がします。

第一話では定規すら使ってません。

今後もたのしいドッグハウスを描いていきたいと思いますので
どうぞおたのしみにしてください！

最後に、全行程をまとめた動画があります！
こちらは有料なので、じょおいぬをより楽しみたい方向けです。

実際に描いていく様子、こふじのこだわりや苦戦する様子も見られます。
3時間録画しましたが動画はギュッと圧縮されているのでご安心を。

それではまた！次回をおたのしみに！！