深夜2時まで仕事をすると人に優しくなる
深夜2時まで仕事をした。
人生で初めての仕事をしながら日付をまたぐ経験。
20:00に翌日のMTGで使う資料の作成を依頼されて、会社で当然終わるはずもなく、家に持ち帰って黙々と作成していた。
頭を使わない単純作業であれば音楽でも流しながら進められる。
しかし、0からアイデアを考えて整理するような抽象的な仕事だったので、そう簡単には終わらない。
深夜に仕事していると色々な負の感情が湧き上がってくる。
「なんでこんな時間に仕事しているんだろう」
「自分って働くために生きているのだろうか」
「そもそもこんな仕事をして何の役に立つのだろう」
これまでに経験したことのない負の感情だった。
自分は自分のことを底抜けにポジティブな人間だと思っていた。
というか、こういうネガティブな感情を撒き散らすような人に対してあまり良い印象は持っていなかった。
例えば、YouTubeのコメント欄で「残業がしんどすぎる…それなのに給料も低いし…」みたいなコメントを見ると、他責マインドに対して腹が立つタイプだった。
「自分で働く会社選んでるのに何でそんなに文句ばっかり言ってるんだよ。嫌なら今すぐやめれば良いじゃん。」
自分はこのような自責の考えこそ正義だと思っていた。
だから、「自分にこんな負の感情が湧き上がるのか…」と驚いた。
仕事は何とか2時に切り上げて眠りにつくことができた。
そして翌日の朝に日課の散歩をしていた時、2時まで仕事をしていたとは思えない程気清々しい気持ちであることに気がついた。
というか半ば悟りを開いていた。
「生きているだけで偉い」
「世の中つらいことはあるけど、楽しいこともある」
「みんな今日も1日頑張っていこう」
出勤する会社員、お子さんを送迎しているママさん、登校する学生を見て、このような感情が自然と湧いてきた。
人は経験しないとわからない。
自分は理不尽な長時間労働を初めて経験して、そこに対して不満をSNSで発信してしまう人の気持ちが少し理解できた気がする。
自分が不満を発信しようとは思わないけど、誰かの投稿を見た時に苛立ちのような感情は浮かばなくなった。
「まあそう思うのも仕方ないよね」
「無理だけは絶対しないでね」
こういう優しい気持ちを持てるようになった。
新しい自分の一面に出会えたことを考えると、深夜2時まで働いたことは、経験として悪くはないのかな。
まあ、もう絶対したくはないけど。
自分が長時間労働に向いていないことも大きな気づき。
色々書いてきたけど、言いたいことはこれ。
・何事も経験しないとわからない。
・同じ経験をすると人に寄り添えるようになる。
・生きているだけでみんな偉い。
前回の失恋とは全く方向性が違うけど、自分の経験から感じたことを書く場所が自分にとってのnoteだからよし!
みんな人生頑張ろうね。
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