講義(セミナー)で話す内容を忘れてしまった時の対処法【講義・セミナー】
講義のさいに、突然ポカーンと頭のなか真っ白になったことはありますか?
焦りますよね?
焦れば焦るほど、挙動不審になったりして、「 えーと、えーと…… 」と一生懸命にひねりだそうとするけれど……結局、しどろもどろになってしまう。
よろしくない状況です。
この対処法は、
ズバリ!
カンペを持っていく。
です。
「 なんだよ当たり前じゃんか! 」なんて怒らないで下さいね。
でも、もうこれに尽きるんです。
わたしは、この事態にそなえて、万が一ど忘れしても、それを読み上げればいい。
というくらいまで書き込んだ、講義の台本を用意していきます。
これを持っていくだけで、もしも忘れたらどうしよう? という不安はなくなります。
なので余計な緊張はしなくてすむ、という効果もあります。
台本は教壇の上に少し傾けて置きます。
文字は大きめです。
これで姿勢を崩さなくても、目線をちらっと落とすだけですみます。
話をすすめながら、さり気なくペラっとめくって、進行状況にページをあわせていきます。
以前、調子がよく、スラスラと言葉がでてきたので、ページをめくらずにいたら、ポカンと抜けてしまったことがありました。
その時は、「 あれ、すみません。抜けちゃいました。ガン見します 」と言って、おもむろにページをめくって、台本をじっと見つめてから、話を進めました。
正直に言ってしまうというか、それをわざわざ強調してユーモアに変えました。
クスクスと笑われましたが、場が和みました。
うろたえて探すよりも、このように堂々と探すほうが印象は悪くはなりません。
でも、何度も台本をガン見するのはよくありません。不信感が生まれてしまいます。
しかし、講師も人ですからね。調子が悪いときもあります。
そこで、しっかりと見たいのだけど、さり気なくしたい。というときは、マジシャンの基本的なテクニックを使います。
隠したいところから注意をそらすだけです。
教壇で使えそうなのは2つほどあります。
先ずは、
1:水を飲む
「 ちょっと失礼します 」といって、用意しておいたペットボトルを手にとってふたを開ければ、たいていの人は、自分のとったノートを見たりして目をそらします。
飲食( ここでは水を飲む )は本能でする行動です。
人が本能でしていることをじっと見るのは気まずいものです。
特に日本人はそういった礼儀のようなものに敏感ですから、水を飲んでいる講師をじっと見るようなことはしません。
なので、そのすきに、しっかりと台本を見てください。
もう1つは、タイミングにもよりますが、
2:ホワイトボードに何かを書く
そこまで話した講義内容で大事なことを書いて、「 これはとても大切なので、ノートに書き留めてください 」と言えば、受講者さんたちはボードに書かれた文字とノートに集中します。
なので、そのすきに、しっかりと台本を見てください。
なんだか、「 ごまかし方 」という言葉のほうがお似合いな内容になってしまいましたが……
以上、『 講義で話す内容を忘れてしまった時の対処法 』でした。
あきろー
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