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ベビーパウダーの夏

私達夫婦、自宅兼事務所のマンションに住んで約6年。未使用の6畳洋室を事務所にしてから4年が経とうとしておりますが、「仕事の合間を見てウォーキングに行ける」ことが在宅ワークのメリットでもあります。

昼間からマンションをふらついて「いったいあの人仕事は何してるのかしら」「なんだか仕事に行ってる様子がないわ。フリーターかしら」などとご近所に噂されてるんじゃないかと常に訴えてくる夫ですが、間違いないくちゃんと仕事しているので臆することはないと背中を叩いてあげながらご近所ウォーキングに出発しています。

夏は体力の消耗が激しいので、日が沈む夕刻を狙ったウォーキングでしたが、今や颯爽とお昼前後に出かけます。実はこの時間帯が受注が一段落して一番電話がこないひと時だったりするので、自然と太陽の南中高度MAXな時間になってしまいました。

真夏のウォーキングは戻ると汗だくですが、直ぐにシャワーを浴びて涼む爽快感が、最近は何とも言えず癖になる始末。夫が出張不在でもきちんとお昼ウォーキングを慣行しておりました。

最近になって「シャワー後にシッカロールがほしい」と夫が急に騒いだので、探しに出かけましたが、近所のマツキヨさんには置いてなくて、代わりに「ベビーパウダー」を購入しました。「シッカロール」も「ベビーパウダー」なのですが、ジョンソン&ジョンソンの「ベビーパウダー」です。

これがまた風呂上がりの肌に大変なサラサラ感で、いたくお気に入りの様子。お風呂上りには肌を乾燥から守る乳液を使っておりましたが、夏はベタついてぬれたもんじゃありませんでした。これは盲点でした。

シャワーを浴びた後の全身にベビーパウダーをまとってサラサラ感を味わう夫はまるで赤子のようでした。そう、赤子。

サラサラ感だけでなく、ベビーパウダーの懐かしい香りが幼少の頃を思い出すのか、安心感にも包まれたのかもしれません。蚊取り線香と同様、昭和の香りなのかもしれない。

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かつて、赤ちゃんのいる家庭の99%に「シッカロール」があったという。お風呂上がりに裸で走り回る子供たちを捕まえて、母親が首筋や脇の下に「シッカロール」を塗るのは、ごく当たり前の光景だった。ベビーパウダーのことをつい「シッカロール」と呼んでしまう世代の人なら、そんな光景を懐かしく思い出すことだろう。※ニッポン・ロングセラー考より抜粋 

シッカロールって、成分の何かが肌に良くないとの事で発売禁止になってたような認識だったのですが、原料の成分の「タルク」の中にアスベストが混入されていたと言うニュースはあったようです。現在は厚労省で明確な基準が設けてあり心配する必要はないのですが、つけすぎると汗の通り道である汗腺を粉末でフタすることになるので、あせもやおむつかぶれを悪化させてしまう可能性もあることや、粉末を赤ちゃんが吸い込んだりする危険もあることで、使用しているママ達は昔から比べると少ないのですね。

大人が使用するには全く問題はないようですし、サラサラ感のほかプルースト効果で安心感も得られるベビーパウダー、夏の必需品となりそうです。


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